
(43)関東インカレ事後インタビュー⑧/東原豪輝、成合洸琉、室田安寿
例年以上にハイレベルな争いとなった関東学生対校選手権(関東インカレ)。それでも、短・長・歩それぞれが奮闘し見事1部残留を果たす。主将の村越優汰(文4=横浜)を中心にブロックの垣根を越え仲間を応援するその姿はまさに「OneTeam」を体現していた。今回は戦いを終えた選手たちの声をお届けする。
第8回は東原豪輝(政経4=大阪)、成合洸琉(情コミ1=宮崎日大)、室田安寿(情コミ3=宮崎日大)のインタビューです。
東原
男子1部5000メートル決勝9位 13分55秒14
――どのような目標を持って今レースに臨みましたか。
「自己ベストである14分3秒は更新したいと思っていたので、13分台は一つの目標でした。それとチーム全体での目標である1部残留に向けて1点でも多く取りたいと思い、8位入賞を掲げていました」
――中盤まで落ち着いていたペースが後半になって上がりましたが、その時を振り返っていかがですか。
「走る前に監督から『人数が多いから転倒のケガだけはないように』と言われたこともあって、やや後ろの方でのレース展開となってしまいました。(他大の選手が)飛び出した瞬間は気づいていなくて、少し対応が遅れたと思います」
――良かった点と課題を教えてください。
「ラストスパートで負けてしまったものの、集団の動きに対応できたことは良かったと思います。最後のスパートがちょうど明大の応援席のところで、応援が盛り上がったところで自分の気持ちも少し高ぶって、ラストスパートをかける場所が早まりました。そのためラスト50メートル付近では、足が全く動かなくなって最後抜かれた部分があるので、ラストスパートを仕掛けるタイミングは改善していきたいなと思っています」
――全日本大学駅伝予選会への意気込みをお願いします。
「今のチームの状態であれば(予選突破は)少し厳しいのかなとも思います。それでも、チーム全員がこれからどれだけ調子を上げられるかが課題だと理解しているので、調子の上がってきた自分がカバーできるようにこのまま続けていきたいです」
――ありがとうございました。

成合洸琉(情コミ1=宮崎日大)
成合
男子1部5000メートル決勝 30位 14分18秒12
――レースの振り返りをお願いします。
「最初は少し後ろに引き過ぎた場面があって、もう少し前でレースを進められたらもっといい結果が出たのかなっていうのがあります」
――レースプランはありましたか。
「周りで戦えそうな選手を1人見つけて、その選手に付いて一緒に上がっていくことを目標としていました」
――体のコンディションはいかがでしたか。
「良くも悪くもっていう感じでした」
――収穫はありましたか。
「自分はやはり前の方のいいリズムのところで走れた方がいいと思ったので、(そこを)次につなげていきたいです」
――次の大会に向けてどのようなことに取り組んでいきたいですか。
「上との差がはっきりと分かりました。このままでは全日本大学駅伝予選会(全日本予選)も通過できないと思うので、切り替えていきたいです」
――一緒に出られた先輩方とレース後にお話などはされましたか。
「東原(豪輝・政経4=大阪)さんとかと少し話して『1年目は楽しめればいいよ、楽しめたからいいんじゃない』みたいな話をされました。次からはしっかり結果を残したいです」
――これからに向けての意気込みをお願いします。
「次は全日本予選があるので、そこに向けてしっかり準備していきます」
――ありがとうございました。

室田安寿(情コミ3=宮崎日大)
室田
男子1部5000メートル決勝35位 14分25秒13
――今回のレースを振り返っていかがでしたか。
「集団に付いていって3000メートル手前で先頭の方に出てチャレンジしたということが自分の中では良かったなと思っています。後ろでずるずると走って離されてのような何も得られなかったレースではなかったので、自分としては収穫もあり手応えとしても良かったです」
――前の方に出て失速してしまったことに何か要因はありますか。
「やはりそこは練習を積めていなかった部分が一番出たなと思っています。そこさえ変えれば、まだ豪輝さん(東原・政経4=大阪)のような上位争いも可能だったと考えると、そう思えることができたというぐらいのレースの展開にはできたなと自分的には思います」
――一度前の方に出るっていうのはレースプランで想定していましたか。
「理想のレースプランはそうでした。ですが、3000メートル手前で苦しくなって、このままずるずる行くよりはと思い、前の方で攻めの姿勢を意識して走りました」
――コンディションはいかがでしたか。
「天候は良かったのですが、自分的にはうまく合わせれなかった気がしますし、最後決められてなかった部分があったので、体に準備不足が出ていたなと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「今シーズンは勝負の年と考えて取り組み始めたので、積極的に狙って勝負したいです。戦う姿勢で勝負できるレースを目指してこれからも日々練習していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[中村慈詠、橋場涼斗、安田賢司]
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