
(42)関東インカレ事後インタビュー⑦/吉川響、溝上稜斗、古井康介
例年以上にハイレベルな争いとなった関東学生対校選手権(関東インカレ)。それでも、短・長・歩それぞれが奮闘し見事1部残留を果たす。主将の村越優汰(文4=横浜)を中心にブロックの垣根を越え仲間を応援するその姿はまさに「OneTeam」を体現していた。今回は戦いを終えた選手たちの声をお届けする。
第7回は吉川響(文3=世羅)、溝上稜斗(商4=九州学院)、古井康介(政経3=浜松日体)のインタビューです。
吉川
男子1部ハーフマラソン決勝9位 1時間4分31秒
――調子はいかがでしたか。
「すごくいい状態で試合に臨むことができました。また、走っている時の明大の応援がすごくて、いい状態で走れたと思います」
――タフなコンディションだったと思いますが、いかがでしたか。
「最初競技場の中を走っていた時は日陰で涼しく走れていましたが、外に出て日なたになった時に、急に気温が上がるなというのがすぐに体でも分かりました。すごく気温差が激しいと思いました」
――前半は積極的なレース展開が見られました。
「絶対に入賞するというのが自分の目標でした。前で勝負しないと勝ち切れないなという風に思っていたので、それはしっかり意識して走っていましたが、最後は少し上げきれず9位だったので、率直に悔しいです」
――後半に集団のペースが上がりましたが、振り返っていかがですか。
「レースが動いたなっていうのはすぐ実感したので、集団がばらけそうになったらなるべく付いていって、自分は後ろで粘るというのを意識していました」
――良かった点、見つかった課題を教えてください。
「先頭集団でレースを終始進めることができたので、それは良かったかなと思います。悪かったところは、前半自分が先頭近くで走って足を使ってしまって、後半粘り切れなかったことが今回入賞できなかった大きな要因だと思います。ハーフマラソンは距離も長いので、そういうのをしっかり考えて走らないといけないと思いました」
――全日本大学駅伝予選会(全日本予選)への意気込みをお願いします。
「全日本予選は、前回敗退して本戦に出られなくて、チームもすごく悔しい思いをしました。絶対に勝たなければいけない試合の一つだと思っているので、まずはメンバーに入って、しっかり代表として走るというのを目標にして頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。

溝上
男子1部ハーフマラソン決勝18位 1時間6分9秒
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。
「少し暑くなることは分かっていたので、しっかりまとめる走りをしようと思っていました。結構早い段階で集団から離れてしまい、単独走になった時に風などもあったので、そこでペースを落としてしまい、悔いの残る結果になりました」
――得られた収穫と課題をお願いします。
「収穫は最後まで極端に落ちることなく、気持ちを切らさず前を追えたことです。課題としては、早大の選手と並走していたのですが、終わってみればその早大の選手たちは4分半ぐらいで行っていたものの、自分は6分かかっていて。そこのラスト5キロをついていけていれば全然結果は変わっていたかなと思います」
――国立競技場の大会の雰囲気や応援などはいかがでしたか。
「ずっと同じところを走っていましたが、短距離のパワーなど、今まであまり話してこなかった人たちがたくさん応援してくれて、それが力になり頑張れました。『One Team』としていろいろやってきてとても良かったと思います」
――田島選手(慶大)が前方にいましたが、その存在はいかがでしたか。
「田島に勝ちたいというのはずっと目標にしていたのですが、特にロードでハーフになると力の差がありまだまだ遠い存在だなと思いました。次は箱根の予選会でもう1回リベンジするチャンスがあるので、しっかり夏合宿頑張りたいです」
――最後にこれからの意気込みをお願いします。
「今日の結果はチームに貢献するということができなかったので、もう1回練習を積み直して全日本予選ではしっかりチームに貢献したいと思います」
――ありがとうございました。

古井
男子1部ハーフマラソン決勝28位 1時間7分8秒
――コンディションはいかがでしたか。
「アップの時に体が重いとは感じていなかったので、コンディションは悪くなかったと思います」
――レースを振り返っていかがですか。
「最初の5000メートルでいっぱいいっぱいになってしまい、残り時間もレースをできる状態ではなく落ちていく一方だったので、全く良くないレースになってしまいました」
――思うような結果を出せなかった要因は何だと考えていますか。
「レースへのメンタルの弱さがあり、レースと考えてしまうと走れなくなることがあるので、そこが出たのかなと思います」
――課題点は今後どのように改善していきたいと考えていますか。
「攻めたレースをして、いい結果を残すことを目標にしていくことで改善されていくと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「今回の結果がとても悪く全日本大学駅伝予選会(全日本予選)で走れるか分からないのですが、もう1回一から練習を積み直して全日本予選に向けてやっていこうと思います」
――ありがとうございました。
[橋場涼斗、原田青空、加藤菜々香]
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