
(40)関東インカレ事後インタビュー⑤/上新魁、中谷颯汰、増子風希
例年以上にハイレベルな争いとなった関東学生対校選手権(関東インカレ)。それでも、短・長・歩それぞれが奮闘し見事1部残留を果たす。主将の村越優汰(文4=横浜)を中心にブロックの垣根を越え仲間を応援するその姿はまさに「OneTeam」を体現していた。今回は戦いを終えた選手たちの声をお届けする。
第5回は上新魁(政経3=明大八王子)、中谷颯汰(農2=相洋)、増子風希(政経1=学法石川)のインタビューです。
上新
男子1部200メートル4組5着 21秒75
――今回のレースを振り返っていかがでしたか。
「肉離れをしてからの復帰戦になったので、走れるかどうかせめぎ合いのところではありました。不安が大きい中でのレースにはなったのですが、今できる最大のレースができたと思います。ただ、以前肉離れをしたのが80メートル地点のところだったので、フラッシュバックしてしまって、そこで減速をしてしまいました。そこで大きく前と突き放されてしまった感じがあったので、恐怖に打ち勝てるような状態でないと勝てないレースだったと思います。それほど関東インカレのレベルは高いと思いました」
――レースプランを教えてください。
「走れるだけ走れたらいいくらいの気持ちでいたのですが、練習の段階でいけると思ったので、今まで通り前半にできるだけコーナーを攻められるように立ち上がりにいかにスピードをキープできるか、前にいる選手をまくるような感じで行くつもりでした。普段通りのレース展開でいきたいと思っていました」
――今回のレースでの収穫と課題を教えて下さい。
「肉離れを再発しないところまで体の調子は戻ってきたのでそこが大きな収穫だと思います。あとはどれだけ恐怖に勝てるかと、体をいかに戻すかが次回の課題です。それは時間がかかると思うので、まずは短い距離、もっと100メートルに専念したいと思っています」
――今回のタイムはどう捉えられていますか。
「点数で表すと 130点ぐらいです。22秒かかってもおかしくないコンディションだったのでそこからよくここまで立て直したなという感じです。ただ、1部残留のための枠をもらったというところで勝ちたいという点だと、点数をもらうに値しないような走りではあったので、そこは悔しいところではあります。ですが、後悔のない、今できる最大限の走りができたと思います」
――今後の課題を教えてください。
「やはり復帰戦だからしょうがないではなくてどうしてもこの大会は勝ちたかったので、対校戦に出ている以上ポイントを獲得したいです。決勝に残って、明大を背負っていける選手になりたいです」
――次の意気込みをお願いします。
「もう肉離れしません!」
――ありがとうございました。

中谷颯汰(農2=相洋)
中谷
男子1部4×100メートルR決勝7位 40秒46
男子1部200メートル準決勝6着 21秒29
――4×100メートルRを振り返っていかがですか。
「走力不足が出てしまったのではないかと思っています。アンカーの人に楽をさせるために、もっと走力を付けないといけないと思いました」
――200メートル準決勝を振り返っていかがですか。
「単純に走力不足が出たレースになってしまったと思いました。あのレース内容で前に出られないのはまだまだ練習が足りないと思いますし、たくさんの課題が見つかりました」
――レースを通して収穫はありますか。
「昨年度は前半から先頭で勝負できずに後半にペースを上げるような走り方でした。それに比べて今年度は前半からしっかり突っ込んで後半も耐えられるような走りになったので、成長したかなと思います」
――今後に向けた意気込みをお願いします。
「関東インカレは本当に悔しいことが多かったので、すぐにでも練習を積んでいきたいと思います」
――ありがとうございました。

増子風希(政経1=学法石川)
増子
男子1部800メートル予選4組7着 1分54秒38
――今日のレースはいかがでしたか。
「初めての大舞台で思った走りもできなくて、記録も散々だったのですが、いい経験にはなったかなと思います」
――レースプランはどのようなものを想定していましたか。
「前半の方で進めて後半上がれたらいいなという感じでした」
――収穫と課題を教えてください。
「ラストの弱さが課題で収穫としては経験です」
――天候や国立競技場という場所など、コンディション面ではどのように感じましたか。
「日差しも強くて暑さもありましたが、会場の雰囲気などで楽しく走れました」
――今後何か大会に出る予定などはありますか。
「6月下旬にU20日本選手権があるのでそこに向けて練習して、今度はいい結果を残せるように頑張りたいです」
――ありがとうございました。
[原田青空、松原輝、安田賢司]
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