
(39)関東インカレ事後インタビュー④/新井晴文、加世堂懸、小林真名世
例年以上にハイレベルな争いとなった関東学生対校選手権(関東インカレ)。それでも、短・長・歩それぞれが奮闘し見事1部残留を果たす。主将の村越優汰(文4=横浜)を中心にブロックの垣根を越え仲間を応援するその姿はまさに「OneTeam」を体現していた。今回は戦いを終えた選手たちの声をお届けする。
第4回は新井晴文(法4=国学院久我山)、加世堂懸(商2=仙台育英)、小林真名世(政経4=八王子)のインタビューです。
新井
男子1部1500メートル決勝10位 3分48秒56
――予選レースを振り返っていかがですか。
「ポケットされてしまい最後の一直線で5着に入ることはできなかったものの、タイムとしては50秒を切っていい感じで走ることができたと思います」
――決勝レースの振り返りをお願いします。
「8番までに入りたかったというのが本音ではありますが、スタートは非常に良かったですし、レース展開も中盤まではかなりいい位置でした。ラスト300メートルあたりから足が動かなくなりスピードに乗り切れなかった部分はありますが、それほど心残りはないです」
――先頭の400メートルの入りは58秒でしたが、それは想定内でしたか。
「昨日と同じ感じになるかなとは考えていたので、体感的には特に速いとは感じずに走り続けられました」
――次はどの試合を目指していますか。
「おいおい決めることになると思います。中距離をやるのか、駅伝の方にシフトしていくのかというところで、また考えようかなと思っています」
――ありがとうございました。

加世堂
男子1部1500メートル予選2組8着 3分51秒95
男子1部800メートル決勝5位 1分51秒27 自己ベスト
――予選から決勝まで800メートルのレースを振り返っていかがでしたか。
「タイムが他の人と比べると劣っていた部分があったので、予選は通れたらいいなというふうに考えていました。3本とも自分が思っていた以上の力を出し切れて、長距離ブロックが少し苦戦していた分、ポイントを取ることができて良かったです」
――思っていた以上の力を出せた要因はどんなところにありますか。
「初日の1500メートルで予選落ちをしてしまい、その時に何もできなかったことが悔しかったです。その悔しさが今回しっかり走れた要因だと思います」
――入賞してチーム内で何か声掛けはありましたか。
「やはり1部残留争いというところで1点でも大事になってきていたので、そこで4点を取れて、いろいろな人からお疲れさまと言ってもらえました。頑張って良かったなと思いました」
――800メートルのレースを通して、収穫を教えてください。
「スピードという部分で、他大学の800メートルを専門としている人たちと競り合えたことが今回の収穫だと思います」
――課題や伸ばしていきたい部分はありますか。
「5000メートルや1万メートルという長い距離にまだ対応できていません。これからそういった長距離のシーズンに入っていくので、そこに対応できる力をしっかり付けていきたいと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「次は日本学生個人選手権の1500メートルに出るので、そこでしっかり関東インカレの1500メートルのリベンジを果たせるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。

小林真
男子1部400メートルH予選4組8着 55秒51
――レースを振り返っていかがでしたか。
「ケガをしてあまり状態が良くなかったのですが、最後(の関東インカレ)だったので走り切れて良かったです」
――収穫と課題をそれぞれお願いします。
「収穫としては前半からしっかりと突っ込めたことです。スプリントがある方だと思っていたので本番で生かすことができました。あまり走り込めていなかったので、後半の大事な局面でうまくいかなかったことは課題だと思います」
――国立競技場の雰囲気はいかがですか。
「1~2日目は応援する立場でなかなか雰囲気は分からなかったですが、みんなが応援してくれて国立競技場といういい競技場で走ることができたのですごく気分が上がって貴重な経験ができました」
――最後の関東インカレでしたが、心境や感想をお願いします。
「直前にケガをしてしまって個人で結果を出すことができず2年生に頼りっぱなしになってしまっていることがすごく申し訳ないです。あっという間に4年間の関東インカレが終わってしまって最後は駄目駄目だったんですけど、4年間を振り返るとすごく良かったです」
――これからの意気込みをお願いします。
「日本学生対校選手権(日本インカレ)に個人で出場することを目標にしています。それに向けて今シーズンはまだまだ調子も上がってきていないですが、今日の課題を一つずつ解決して目標を達成できるようにしたいです」
――ありがとうございました。
[石井遥、島田五貴、春田麻衣]
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