(36)関東インカレ事後インタビュー①/飯島大陽、佐田龍昇、原田真聡

2024.05.18

 例年以上にハイレベルな争いとなった関東学生対校選手権(関東インカレ)。それでも、短・長・歩それぞれが奮闘し見事1部残留を果たす。主将の村越優汰(文4=横浜)を中心にブロックの垣根を越え仲間を応援するその姿はまさに「OneTeam」を体現していた。今回は戦いを終えた選手たちの声をお届けする。

 第1回は飯島大陽(商4=佐久長聖)、佐田龍昇(法3=大分東明)、原田真聡(文2=東農大二)のインタビューです。

飯島
男子1部110メートルH予選2組5着 14秒70
――レースを振り返っていかがでしたか。
 「今回はアップの時点からとても調子が悪くて、とりあえず今までやってきたことの良かったところを思い出して、自分の走りができればいいという感覚で走りました。しかし、隣のレーンの人が失格になったことでびびってしまい、そこでブレーキをかけて後半に失速してしまいました。自分のレースをするという目標を立てたのに、自分のレースができなかった感じです」

――調子が悪いというのは具体的にどういった部分ですか。
 「調子が良いときは、スタートから1台目までぐぐっと地面を踏む感じで進んでいるなという意識があります。今回はすかすかで飛んでも前に進んでいないなという印象で、走っていても前に進まなかったです」

――目標にしていた自己ベストや13秒台に及ばなかったのは、具体的にどこが足りなかったと思いますか。
 「前日練習はとても調子が良かったので、期待できるなという思いはありました。ただ、やはり隣の人が転んでしまったからというと言い訳なんですけど、環境への対処やアクシデントに飲まれずに自分の走りをすることができなかったのが敗因だと思います」

――次に目指す大会はありますか。
 「日本学生対校選手権(日本インカレ)の標準があと0.1秒切れていないので、標準突破に向かっていきたいです。8月末がおそらく標準切るための最後の大会だと思うので、それまでに14秒25という標準を切るために頑張りたいです」

――今後に向けた意気込みをお願いします。
 「今大会はこのような感じで、自分の走りだけでいうと最低レベルの走りをしてしまいました。チームにもいい流れを持ってくることができずに力不足に感じています。ただ、まだ走っている人もいますし、これからの3日間は応援から引っ張っていけるように動いていくのと、最上級生としてチーム全体を鼓舞しながら自分でも目標を達成できるように 取り組んでいきたいです」

――ありがとうございました。

佐田龍昇(法3=大分東明)

佐田
男子1部400メートル準決勝 2組6着 48秒26
男子1部4×400メートルR予選1組6着 3分10秒23
――レースで意識した部分はありますか。
 「隣に自分よりも速い選手がいたので、しっかり前半付いていくためにその人だけ見ることを意識していました」

――400メートル予選では自己ベストを更新されました。
 「ゴールしてタイムがなかなか出なかったですし、4着だったので『もう全然駄目じゃん。準備してきたのに』という気持ちでいました。荷物のところに行って、自分の携帯で何秒だったかなというのを確認した際に初めて自己ベストだと知りました」

――400メートル準決勝の走りはいかがでしたか。
 「やはり予選がベストだったので、すごい疲労感の中で走りました。スタートからゴールまでずっと苦しかったですね」

――今回見つかった課題を教えてください。
 「自分のレースは300メートルまでは勝負できる位置に入れないことが今回よく分かりました。それを達成するためにはもっとスピードがいると思います。明大は100メートルや200メートルで速い選手がいるので、その人たちと一緒に練習してスピードを鍛えていこうかなと思いました」

――今後、重きを置く大会は何でしょうか。
 「やはり日本インカレには出場したいので、その標準タイムを切れるようにこれから出る大会は基本的に全部自己ベストを出していくという気持ちを持って走っていきたいなと思います」

――ありがとうございました。

原田真聡(文2=東農大二)

原田
男子1部400メートル決勝4位 46秒84
男子1部4×400メートルR予選1組6着 3分10秒23
――コンディションはいかがでしたか。
 「絶好調ってわけではなかったんですけど、しっかりと調整した中で挑めたレースでした」

――それぞれのレースを振り返ってください。
 「400メートルは甘かった部分がいろいろと浮き彫りになったので、しっかりと修正して次につなげられたらなと思います。4×400メートルR(マイル)はチーム全体としてレベルがどんどん上がってきています。今回で日本インカレの標準記録を切れたので、入賞できるようにチームでさらにレベルを上げていきたいです」

――400メートルでは4位入賞でしたが、いかがでしたか。
 「3位以内を目標に頑張ってきましたが、あとほんの少しのところで(表彰台から)落ちてしまいました。4位なので悔しいですが、しっかりと反省して次に生かせるように切り替えてやっていきたいです」

――今回の収穫と課題をお願いします。
 「400メートルでは前半をリラックスして入ることができたと思います。そこから後半にどうつなげられるかが今後の課題です」

――最後にこれからの意気込みをお願いします。
 「これからどんどんタイムを上げて、大きな大会で優勝できるように頑張りたいです」

――ありがとうございました。

[原田青空、松原輝、春田麻衣]