(5)春季リーグ戦事前インタビュー 松田歩真

2024.05.08

 昨年度、主要三大大会で優勝に届かず悔しい結果に終わった明大卓球部。今年度はグランドスラムを達成し威厳を見せつけるためにも、まずは春季関東学生1部リーグ戦(春リーグ)の優勝を狙う。今回は開幕間近の選手たちに取材を行った。第5弾は松田歩真(商4=野田学園)のインタビューをお届けする。
(この取材は5月2日に行われたものです)

——春リーグに向けて今の心境はいかがですか。
 「年度が変わって自分たちが最上級生という立場となる中で初めてのリーグ戦なので、いつも以上に引き締まっている状態です」

——ご自身の調子はいかがですか。
 「だんだん良くなって来ているので、あとは試合まで1週間あるのでそこで調整していい状態で臨めるように頑張りたいと思います」

——最近はどのような練習を重点的にしていますか。
 「自分が手堅い卓球というか、負けないような、ミスを少なくする卓球が多くなってしまったので、最近の練習ではなるべく攻撃的にボールを強く打つことであったりとか打球点の高さとかを常に気にして練習に取り組んでいます」

——新チームから何か変わったことなどはありますか。
 「昨年は宮川さん(宮川昌大選手・令6情コミ卒)という絶対的エースがいたんですけど今年度はいないので、みんなで1試合ずつそれぞれがカバーしてやっていけるかなと思っています」

——宮川選手や戸上隼輔選手(令6政経卒)、宇田幸矢選手(令6商卒)といったチームの中心を担ってきた方々が卒業され、松田選手にかかる期待も大きくなってくると思いますがその点に関してはいかがですか。
 「最上級生なのでチームの中心となって期待されるのはもちろんだと思うんですけど、自分としては自分の実力でできることをしっかり出して、チームが優勝するために試合で雰囲気づくりとかできることを最大限にやっていきたいかなと思います」

——最近のチームの雰囲気はいかがですか。
 「新入生が入ってきて新しい空気というか、このチームでリーグ戦を迎えたらどうなるんだろうと不思議な状態なんですけど、すごく楽しみが強くて自分もワクワクしてます」

——野田学園高の後輩の木方圭介(政経1=野田学園)選手、芝拓人(情コミ1=野田学園)選手はどのような存在ですか。
 「ほんとに2人とも頼もしい後輩でリーグ戦に出て活躍してくれると思いますし、自分もそこに一緒になって切磋琢磨(せっさたくま)したいなと思います」

——春リーグまでの1週間で特に調整していきたい部分はありますか。
 「一つ一つの技術の精度を上げることはもちろんなんですけど、試合を想定して日頃の練習の入り方であったりとか、練習中の意識の持ち方を試合になるべく近づけてやっていこうかなと思います」

——昨年度は団体戦が無冠となった中でチームとしてはどのような目標を掲げていますか。
 「もちろん昨年できなかったグランドスラムを達成したいというのが最大の目標なんですけど、まず春リーグから優勝しないと始まらないのですごく厳しい戦いだなと思うんですけど、まず春のリーグ戦優勝できるように頑張りたいです」

——昨年度から成長を感じる部分はありますか。 
 「秋リーグとかではダブルスに出場させてもらったりとかもしていたので後半に置いていただくことも多かったんですけど、後半のプレッシャーがかかる場面で勝つことができたというのは、自分の粘り強さとか我慢する力が前よりも付いてきたのかなと自信にもなったんですけど、負けない卓球に徹そうとし過ぎていたのでより攻撃的に負けを恐れず自分から向かっていくという気持ちでいきたいなと思います」

——特に意識している大学はありますか。
 「もちろんどの大学も厳しい戦いにはなると思うんですけど日大は昨年の秋に負けてそれで優勝を逃してしまったので、そこにはリベンジしたいなという気持ちがあります」

——チームとして優勝のカギになってくるのはどこになると思いますか。
 「今年のリーグ戦は1年生が2人いて多く出場すると思うんですけど、その中で自分たち4年生がどれだけ引っ張っていって下級生たちの負担を減らせるかという部分がカギかなと思っていて、下級生には伸び伸びやってもらって、勝っても負けてもリーグ戦の楽しさを知ってもらってそこで自分たちが勝つことで引っ張って優勝できたらなと思います」

——同期からの刺激は受けていますか。 
 「同級生はキャプテン・平賀(龍生・文4=明豊)、手塚(崚馬・政経4=明徳義塾)とあと他3人いるんですけどすごく頑張る学年だと思っていて、入学した頃から刺激を受けていて、少し体が疲れていてももう少し頑張ってみようとかそういうふうに思えたのは同級生のおかげなので、そういう面でいい存在だなと思います」

——春リーグの目標をお願いします。
 「チームとしても個人としても全勝で優勝することが目標です。リーグ戦なので負けてしまうこともあるかもしれないんですけど、最後まで諦めないでいきたいなと思います」

——ありがとうございました。

[冨川航平]