(31)関東インカレ事前インタビュー⑩/古井康介、尾﨑健斗、甲斐涼介

2024.05.07

 4日間にわたって国立競技場で開催される関東学生対校選手権(関東インカレ)。昨年度の明大は見事1部残留を果たしたものの、前回から大きく点数を落とす、課題の残る結果となった。今年度はブロックの垣根を越え、短長歩がより 「OneTeam」となることが求められる。今回はそんなレースを控えた選手の声をお届けする。

 第10回は古井康介(政経3=浜松日体)、尾﨑健斗(商4=浜松商)、甲斐涼介(情コミ4=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は4月30日、4月28日、4月29日にオンラインで行われたものです)

古井
男子1部 ハーフマラソン

――今の調子はいかがですか。
 「関東インカレに向けて順調に調整をしている段階です」

――関東インカレに向けてどのような練習をしていますか。
 「ポイントは関東インカレ用になってきていてそれ以外はジョグなど普段通りですね」

――チームの雰囲気はいかがですか。
 「ハーフマラソン組は一緒にポイント練習をしているので、 切磋琢磨(せっさたくま)して一緒に調子を上げている感じですね」

――古井選手から見てハーフマラソン出場される選手はいかがでしょうか。
 「順調だと思います。ポイント練習はこなせていて、足の違和感もないですし、 しっかり練習を積めていると思います」

――関東インカレでの目標はありますか。
 「例年結構暑くて、いつもの実力をうまく出せていない人がハーフマラソンには多い印象なので、その中で耐え抜いて入賞することが目標です」

――最後に意気込みお願いします。
 「耐え抜いて入賞を目指して頑張ります」

――ありがとうございました。

尾﨑健斗(商4=浜松商)

尾﨑
男子1部 1万メートル

――最近のコンディションはいかがですか。
 「金栗記念選抜大会(金栗記念)は、それまでの練習はうまくできていたのですが結果に結びつかなかったです。今回はそれを修正しようと反省を生かしながらきちんと関東インカレに向けて取り組めていると思います」

――どんなところで練習とのギャップを感じましたか。
 「僕はケガが多くて、練習をその都度中断して一から作り直して急ピッチで試合に合わせるようなケースが多かったです。ただ、今年度に入ってからは順調にケガなく継続的に練習ができた上に、質の高い練習を積んで迎えたレースでした。それなのにレースでは本来ならもっと走れたはずなのにすごく体が重くて走れなかったような感じです」

――金栗記念を終えてから練習の中で変えた部分はありますか。
 「ちょっと練習の質を落として、きちんとジョギングから見直してやっていこうということを監督にも伝えて取り組んでいます」

――今年度から駅伝主将が尾﨑選手から新谷選手(紘ノ介・政経4=世羅)になりましたが、心境の変化はありますか。
 「まず、本当に気持ちが楽になりました。チームのマネジメントの部分では新谷と主務の前田(健心・理工4=樹徳)が彼ら二人なりの考えを持ってやってくれています。僕自身、駅伝主将が変わるとなった時に今年度は走りで貢献できたらと考えていたので、 他大学に比べたら自分は力不足ですが、とにかく走りでチームを引っ張っていこうという思いがあります」

――今年度に向けた意気込みを教えてください。
 「僕は3年間不本意な結果が多く、かなり遠回りをしながら競技をしています。最後はもちろん結果にはこだわりたいですけど自分らしく自分の納得する形で競技に取り組めたらと思っています。抽象的になってしまうのですが、そのことを軸にもう競技に取り組みたいです」

――ありがとうございました。

甲斐涼介(情コミ4=宮崎日大)

甲斐涼介
男子1部 1万メートル

――現在のコンディションはいかがですか。
 「最近は体の状態も良くなってきています。3月終わりぐらいまで右の股関節をケガしていましたが、今は練習も再開して順調に練習できていると思います」

――最後の関東インカレになりますが、心境はいかがですか。
 「昨年度は5000メートルを走って14分24秒台と悔しい思いをしました。今回は1万メートルでのエントリーにはなりますが、昨年度のリベンジをしたいと思っています」

――関東インカレの位置付けはどういったものになりますか。
 「全日本大学駅伝予選会(全日本予選)が6月にあり、そこも1万メートルでのレースになります。関東インカレで1万メートルをしっかり走って、全日本予選にもつなげたいと思っています」

――先日の国士舘大競技会でのレースはいかがでしたか。
 「その時は練習の一環で1万メートルを走って、調整はあまりしていませんでした。5000メートルぐらいで少しきつくなって、後半スピードが減速してしまいました。関東インカレではそこを微調整してやっていきたいと思います」

――チームの雰囲気はいかがですか。
 「1月に箱根駅伝(箱根)が終わってからは、箱根の順位も悪くてチームの雰囲気も悪かったです。しかし、3月から4月にかけてチームの雰囲気はどんどん良くなってきているので、チーム状況も良くなってきていると思います」

――関東インカレに向けての目標や意気込みをお願いします。
 「他のレースや箱根も大事ですが、最後の関東インカレで今の自分ができることは目の前の一試合一試合に全力を出すことです。4年間あまり結果を出していないので、4年目でしっかり結果を出してチームに貢献したいと思っています」

――ありがとうございました。

[熊谷実夏、松原輝、石井遥]