(29)関東インカレ事前インタビュー⑧/小林周太郎、吉川響、窪田悠人

2024.05.06

 4日間にわたって国立競技場で開催される関東学生対校選手権(関東インカレ)。昨年度の明大は見事1部残留を果たしたものの、前回から大きく点数を落とす、課題の残る結果となった。今年度はブロックの垣根を越え、短長歩がより 「OneTeam」となることが求められる。今回はそんなレースを控えた選手の声をお届けする。

 第8回は小林周太郎(営2=伊賀白鳳)、吉川響(文3=世羅)、窪田悠人(政経3=沼津東)のインタビューです。(この取材は4月27日、5月1日にオンラインで行われたものです)

小林周
男子1部 3000メートルSC
――現在のコンディションを教えてください。
 「いい感じで来ています。法大の記録会では自己ベストも出たので、あとは調整するだけです」

――東京六大学対校大会に続いて3000メートルSCに出場されますが、関東インカレに向けて取り組んでいることはありますか。
 「強い選手や格上の選手がたくさんいるので、練習の時から高い意識を持ってやっています」

――意識している選手はいらっしゃいますか。
 「特にはいないですが、入賞のラインに絡んできそうな選手であったり、他にも強い選手がたくさんいます。その人たちに食らいついていきたいと思っています」

――個人の目標を教えてください。
 「チームの目標として1部残留が掲げられているので、入賞できたら個人的にはすごくうれしいです。チームためにもなると思うので、入賞を目指して頑張りたいと思います」

――同種目に出場される窪田選手(悠人・政経3=沼津東)の印象を教えてください。
 「窪田さんは一つ上の先輩で、普段の生活からいろいろとお世話になっています。上級生になってお互い頑張らないといけない状況になります。窪田さんが頑張っているから自分も頑張っていると思えるように、2人で頑張っていきたいなと思います」

――関東インカレの位置付けを教えてください。
 「昨年度も出場させていただいたのですが、惜しくも決勝に行けないタイムで終わってしまいました。そこで結果があまり出なかったという悔しさがあるので、リベンジを果たせるような大会にしていきたいと思います。高校の同期やいろいろな人が注目する大会なので、全力で取り組んでいきたいです」

――最後に意気込みをお願いします。
 「チームの目標に対して自分も付いていかないといけないので、チームに貢献できる走りができたらいいなと思います」

――ありがとうございました。

吉川響(文3=世羅)

吉川
男子1部 ハーフマラソン
――現在のコンディションはいかがですか。
 「調子は良くなってきています。シーズンの初めはケガや体調不良になって、苦しかったところやつらかった部分がありました。それも今は治って、関東インカレのメンバーと一緒に練習も積めているので調子は上がってきています」

――関東インカレの位置付けを教えてください。
 「昨年度は初めて関東インカレに1万メートルで出場しましたが、そこで全然結果を残せないで終わってしまいました。自分の中ではそれがとても悔しかったです。種目は前回とは違いますが、しっかり結果を残してチームのポイントを取って貢献していきたいなと思っています」

――レースプランはどういったものを考えていますか。
 「今年度のハーフマラソンは他大学も強い選手がそろっているので、常に先頭集団に残らないと入賞も多分厳しいなと自分は考えています。なるべく先頭集団の方でレースを進めていきたいです」

――チームの雰囲気はいかがですか。
 「正直このチームで最終目的の箱根駅伝シード権を取れるかってなった時に、今の段階だと少し厳しいなという状況が続いている時がありました。今はチームでしっかり意識を変えていこうという雰囲気を出しているので、その流れが変わっていければもっとチームの雰囲気も良くなっていくと思います」

――先日、国士舘大競技会に出場されていましたが、その時のレースはいかがでしたか。
 「その時のレースもそこまで体調が万全じゃない状態で出場しました。その中でセカンドベストの29分13秒で1万メートルを走り切りましたが、前でゴールしている人たちは28分台に届くかというぐらいのタイムでゴールしていました。体調があまり良くなかったというのは言い訳にしてはいけないのですが、やはり負けているのは事実です。終わった後に山本豪駅伝監督が体調明けにしてはいいと思うと言ってくれましたが、他の選手に負けていることは事実なので少し悔しい気持ちはありました」

――当時のレースを経て、関東インカレに向けて生かしたいこと、やっていきたいことはありますか。
 「レースのときは終盤で先頭集団から離れてしまって、タイムがあまり良くなかったです。やはり強い選手やいい記録を出す選手は常に先頭集団でレースを進めているので、そこで自分もその走りができなかったのが自分のまだ弱いところだなと思いました。関東インカレでは先頭集団で走れるようにしないといけないなと思いました」

――ありがとうございました。

窪田悠人(政経3=沼津東)

窪田
男子1部 3000メートルSC
――今の心境はいかがでしょうか。
 「1部残留に貢献したいという思いがありますし、先日、小林(周太郎・営2=伊賀白鳳)が8分54秒で走ったので、負けてられないなという思いがあります」

――同じ種目に出場される小林周選手はどのような存在ですか。
 「心強い後輩でもありますし、今の自分のモチベーションが上がる要因にもなっていると思います」

――レースプランを教えてください。
 「とにかく決勝に行くことが今の目標でもあるので、まずは決勝を出られるようにしたいです。どういう展開になるか分からないので、対応できるような調子に持っていくことが今やるべきことだと思います」

――3回目の関東インカレとなります。
 「1年生と2年生の時は調子が全然合わなかったりしたので、今年度は合わなかった原因をしっかり分析して、今回は調整ができたらなと思います」

――昨年度から成長したと感じられる部分はありますか。
 「距離に結構対応できるようにはなってきていると思います。これまでより、練習でも距離を走っていたので積み上げてきたものがこれまでとは違うと思います」

――最後に意気込みをお願いします。
 「少しでも1部残留に貢献できるように頑張りたいと思います」

――ありがとうございました。

[石井遥、原田青空、加藤菜々香]