(26)関東インカレ事前インタビュー⑤/佐田龍昇、鷹羽柊弥、竹尾拓真

2024.05.05

 4日間にわたって国立競技場で開催される関東学生対校選手権(関東インカレ)。昨年度の明大は見事1部残留を果たしたものの、前回から大きく点数を落とす、課題の残る結果となった。今年度はブロックの垣根を越え、短長歩がより 「OneTeam」となることが求められる。今回はそんなレースを控えた選手の声をお届けする。

 第5回は佐田龍昇(法3=大分東明)、鷹羽柊弥(法3=盛岡第四)、竹尾拓真(農3=明星学園)のインタビューです。(この取材は5月2日にオンラインで行われたものです)

佐田
男子1部 400メートル
男子1部 4×400メートルR
――今シーズンのここまでの状態はいかがですか。
 「昨年度と比べたらいい状態で持ってくることができていると感じています」

――関東インカレでの400メートルの目標や理想のレースプランは考えていますか。
 「タイムとしては自己ベスト更新が最低限の目標だと考えています。自分はインタビューでも繰り返し話させてもらっているように前半から積極的に走ることが苦手なのですが、今年度はもうそんなことを言っていられないと思っています。練習もできているし、レースでも意識できているのでしっかり前半から積極的なレースをして、自己ベストを更新した上で準決勝までは絶対に勝ち上がるという目標を持っています」

――4×400メートルR(マイル)に関してはいかがですか。
 「今までと比べてみんなのやる気もありますし、いいメンバーもそろっているのでかなり頑張れるのではないかなと思っています。ですが関東インカレの直前になりみんな気合いが入ってしまってケガをしている人が多数いるので、少しどうなるのかなという不安はあります」

――今年度の部全体の雰囲気はいかがですか。
 「村越主将(優汰・文4=横浜)がOne Teamという目標を作って競歩・長距離・短距離の全体で交流を図る取り組みをしているおかげで、競技場などで会った時に前と比べて挨拶をしっかり交わすようになったり会話が増えたりしているので、雰囲気は良くなっていると感じます」

――全体での交流が増えると対校戦への気持ちもまた変わってきますか。
 「そうですね。各ブロックに今までいなかった知り合いがいることによって、応援する際の力の入れようも全然違ってくるのかなと思っています。実際に東京六大学対校大会の前に一度全体ミーティングをしただけで、全体で応援する力が昨年度やその前に比べて上がったように感じました」

――関東インカレへの意気込みをお願いします。
 「400メートルはまず自己ベストをしっかり更新して、絶対に準決勝に勝ち上がりたいです。マイルはどうなるか分かりませんが、その時に走れるメンバーでベストの走りで決勝もしっかり狙っていきたいと思います」

――ありがとうございました。

鷹羽柊弥(法3=盛岡第四)

鷹羽
男子1部 200メートル
男子1部 4×100メートルR
――現在のコンディション教えてください。

 「先週の土曜日に記録会で自分の今のスピード感を確認できていて、そこで自己ベストをマークすることができたので、上り調子で調整できています」

――好調の要因はどのようにお考えですか。
 「普段の私生活でのケアの時間が増えたことと、冬期での練習量の増加、それに加えて去年に比べて他の部員のメニューを参考にして取り入れているので、そこでいい刺激をもらえたかなと思います」

――個人の目標を教えてください。
 「200メートルに出場するのですが、タイムとしては20秒台を出すことで、 順位としては決勝進出して入賞することを目標にしています」

――4継にも出場されますが、チーム内で取り組んできたことや目標はありますか。
 「チーム内で取り組んでいることは今はバトン練習ぐらいで、あまりどうしようとかはまだ考えていません。目標としては明大新更新と表彰台に上りたいなとは思っています」

――チームとしての目標はありますか。
 「全体としては1部残留です。短距離として点数を稼ぐのも大事ですが、今年の目標が『OneTeam』なので、(他ブロックの)選手の応援もしっかりして、競歩とか長距離も含めて競走部みんなで点数を取って1部残留を目指していきたいなと思っています」

――ブロック間での交流はありますか。
 「主将の考えで1ヶ月に1回全体ミーティングが開催されていて、そこで他ブロックの選手とお話する機会を設けていただいています。そこで結構交流ができていて、去年よりは短距離とか長距離の間の溝がなくなり、互いの選手のことをよく知れて、応援したいなという感じになっています」

――最後に意気込みをお願いします。
 「個人で入賞とリレーで表彰台目指して頑張ります」

――ありがとうございました。

竹尾拓真(農3=明星学園)

竹尾
男子1部 100メートル
男子1部 4×100メートルR
――現在のコンディションについて教えてください。
 「腰に痛みはあるのですが、練習を積むことができているので順調です」

――3年連続のエントリーですが一昨年や去年と比べてどんな心境の変化がありますか。
 「チャレンジャーとして頑張りたいです。関東インカレに出られることに感謝して走りたいです」

――昨年度は大躍進を遂げた4× 100メートルRですが、今年のメンバーはいかがですか。
 「昨年と変わらずそれぞれがベストを出し、誰が走っても大丈夫という状態なので層は厚いと思います」

――大会の目標を教えてください。
 「自己ベスト更新です」

――今年度から上級生となり引っ張っていく立場ですがなにか意識していることなどはありますか。 
 「上級生だからといって意識してることはありません。皆が言いたいことを言い合える環境なので、今まで通りです」

――今年度は村越選手を中心にブロック間での交流を活発にしようと部で取り組んでいますが、竹尾選手自身が取り組みの成果を実感した場面があれば教えてください。
 「長距離や競歩の選手との交流があったおかげでそれぞれがしっかりと挨拶するようになったと思います」

――最後に意気込みをお願いします。
 「1部残留に向け頑張ります」

――ありがとうございました。

[島田五貴、加藤菜々香、春田麻衣]