
(25)関東インカレ事前インタビュー④/中谷颯太、原田真聡、上新魁
4日間にわたって国立競技場で開催される関東学生対校選手権(関東インカレ)。昨年度の明大は見事1部残留を果たしたものの、前回から大きく点数を落とす、課題の残る結果となった。今年度はブロックの垣根を越え、短長歩がより 「OneTeam」となることが求められる。今回はそんなレースを控えた選手の声をお届けする。
第4回は中谷颯汰(農2=相洋)、原田真聡(文2=東農大二)、上新魁(政経3=明大八王子)のインタビューです。(この取材は4月28日、29日、5月2日にオンラインで行われたものです)
中谷
男子1部 200メートル
――現在のコンディションについて教えていただきたいです。
「初戦から100メートル、200メートルをどちらも今までで一番速いタイムで入れてコンディションはかなり良いです」
――好調の要因は何ですか。
「冬季の鍛練期を頑張れたことだと思います。走り込みとウエートトレーニングに力を入れてきた成果が今出ていると思います」
――関東インカレはどのような位置付けになりますか。
「昨年度、4×100メートルR(4継)に出場させてもらったのですが、その時は周りに圧倒されて負けてしまったのですごく悔しい思いをしました。今年度はリベンジする気持ちで臨みます」
――今大会の目標はありますか。
「4継の方は優勝することを目標にしています。個人では自己ベストの走りをして、まずは決勝進出を目指します」
――最後に意気込みを一言お願いします。
「他の人を圧倒できる走りをしたいと思います」
――ありがとうございました。

原田
男子1部 400メートル
男子1部 4×400メートルR
――現在のコンディションはいかがですか。
「しっかり練習を積むことはできているので、いい方向には進んでいると思います。練習の一環として出場した大会でも、予選の段階で意図に近いような走りができたので良かったです」
――関東インカレはご自身の中でどのような印象の大会ですか。
「昨年度は準決勝敗退という悔しい結果で終わってしまったので、今年度で巻き返しを狙っていきたいと思っています」
――400メートルの目標タイムやレースプランは考えていますか。
「タイムに関して今はそこまでこだわっていません。とにかく3位以内という目標に向かって、順位にこだわるようなレースをしていきたいなと思っています」
――4×400メートルR(マイル)に関してはいかがですか。
「チーム一丸となって決勝進出を目標に頑張っていけたらいいなと思っています」
――対校戦ということについては何か意識していますか。
「今年度はチームでOneTeamという目標を掲げて1部残留を目指しているので、自分もチームの一員として全力で戦っていきたいです」
――今年度の短距離部門の雰囲気はいかがですか。
「今年度入ってきた後輩たちはみんな実力が高くて、うだうだしていると試合に出られない選手も出てくる可能性があるので、少しピリついた雰囲気がつくられているとは思います。それでもお互い協力し合って、助け合いながら記録を目指していくという雰囲気はできていると感じます」
――部全体の雰囲気に関してはいかがですか。
「今年度から短距離・長距離・競歩ブロックの全員が参加する全体ミーティングをやり始めたのですが、そこからかなりブロックごとの境目のようなものがなくなった気がしています。コミュニケーションをたくさんの人ととる関係になれたかなと思います」
――関東インカレへの意気込みをお願いします。
「400メートルもマイルも、全力を出し切って頑張ります」
――ありがとうございました。

上新
男子1部 200メートル
――今のコンディションはいかがですか。
「部員日記にも書いたのですが、左の裏ももを肉離れしてしまったので、リハビリとメニューの両立をしています」
――肉離れはいつ頃されましたか。
「東京六大学対校大会(以下、六大学)から1週間後の4月14日です」
――最近の練習はどこに力を入れて取り組んでいますか。
「ひとまず復帰することを第一の目標にしています。六大学で上半身がぶれることが課題になったので、足を使わなくてもできることから積極的に取り組むようにしています。あとは足首の強化が課題として挙げられるので、そこを中心に今は行っています」
――関東インカレの位置付けを教えてください。
「1、2年生の春先にケガが多かったので、眺めて見るだけの状況が2年間続いてしまったんですね。3年になってようやくケガなしで出られるので『今年こそは』と春先からずっと思っていました。1年生の時は先輩のご好意で4×100メートルR(以下、4継)のメンバーに入れてもらえたのですが、出ている先輩方や活躍している選手を見るとすごく楽しそうだしキラキラしていたので関東インカレは憧れの舞台です」
――関東インカレの目標はありますか。
「チーム全体としては1部残留が目標です。短距離としては、昨年度4継でメダルが取れなかったので、リベンジしたいという思いはあります。1部残留をするためには、やはり短距離全体で10点近くは取れないと厳しいかなと思っています。意地でもみんなで頑張らないといけないと話しています」
――最後に意気込みをお願いします。
「うちの代は〝お祭り世代〟と一時期言っていたので、 ぜひとも〝お祭り世代〟の活躍にご注目ください」
――ありがとうございました。
[熊谷実夏、春田麻衣]
関連記事
RELATED ENTRIES