
(23)関東インカレ事前インタビュー②/民谷頼里、平岡佳樹、南海斗
4日間にわたって国立競技場で開催される関東学生対校選手権(関東インカレ)。昨年度の明大は見事1部残留を果たしたものの、前回から大きく点数を落とす、課題の残る結果となった。今年度はブロックの垣根を越え、短長歩がより「One Team」となることが求められる。今回はそんなレースを控えた選手の声をお届けする。
第2回は民谷頼里(法1=相洋)、平岡佳樹(営1=明大中野八王子)、南海斗(理工1=横須賀大津)のインタビューです。(この取材は4月30日、5月1日にオンラインで行われたものです)
民谷
男子1部 4×100メートルR
――最近のコンディションはいかがですか。
「ケガが悪化してしまって、関東インカレは出ることができなくなりました」
――その中でもどのようなトレーニングを積んできましたか。
「特に腹圧の部分を強化してきました。腸腰筋をケガしたのですが、インナーマッスルが抜け過ぎていることがきっかけだったので腹圧とかインナーマッスルを中心に鍛えています」
――復帰戦のめどは付いていますか。
「6月上旬のU-20日本選手権を目標にやりたいのですが、多分完全には復活しないと思うので日本学生対校選手権には絶対に間に合わせたいという気持ちでいます」
――民谷選手からご覧になって、今回出走するリレーメンバーの調子はいかがですか。
「明大は春先に弱いと先輩方がおっしゃっていたのですが、自分が見た感じでは全くそんなことはないです。コンディションは良い方かなと思っています」
――関東インカレではどのようにチームに貢献していきたいですか。
「自分は主に選手の付き添いやサポートをすると思います。選手が弱音を吐いたり、良い感じのオーラが出ていないと感じたら『大丈夫ですよ、いけますよ』みたいな感じで選手にとってプラスになるような言葉を掛けることでチームに良い影響を与えられるようにしたいです」
――ありがとうございました。

平岡
男子1部 4×400メートルR
――関東インカレ初出場ですが、お気持ちはいかがですか。
「東京六大学対校大会(六大学)を走らせてもらったことは、関東インカレを走ることになったらすごく生きる経験だなと思っています。関東インカレという大きな大会で緊張すると思うので、自分の走りをしっかりできるように準備したいと思います」
――最近のチームの雰囲気を教えてください。
「チームとして1部残留っていうのを目標に掲げていて、しっかりコンディションの調整などそれぞれ先輩たちが中心となってやっています」
――練習はどなたと一緒にすることが多いですか。
「自分は400メートルブロックなので、400メートルブロックの先輩である原田さん(真聡・文2=東京農大二)、佐田さん(龍昇・法3=大分東明)、荒澤さん(朋希・営2=明大中野)にすごく仲良くさせてもらっています」
――先輩方の調子はいかがですか。
「原田さんと佐田さんは非常に調子がいいのかなと思います」
――個人的な関東インカレの目標を教えていただきたいです。
「個人的な目標は4×400メートルRのメンバーに選ばれてしっかりと自分の走りをすることですね」
――ありがとうございました。

南
男子1部 4×100メートルR
――現在のコンディションはいかがですか。
「コンディションとしては最近寮にも入らせていただいて充実した練習を積めているので、調子も上がってきています。いつでも走れる準備は整っているという感じですね」
――入寮してチームの雰囲気や先輩、同期との交流はいかがですか。
「先輩も同期もとても優しく自分に接してくれています。自分としては実力もそんな高いわけではないので、先輩から走りを教えてもらっています。また、高校の頃は短距離のコーチがいなかった関係でずっと自分で学んで競技をしてきたので、短距離のコーチがいらっしゃることが大学に入って良いなと感じています。コーチとして教えてくれる人がいることで自分の走りを客観的に見られる、いい環境だなと思いました」
――ご自身の走りの強みや特徴を教えてください。
「自分は本番に強いタイプなので、本番になって自分の実力を発揮できるところが強みとして持っています。あと、走りの面に関しては中盤から後半にかけてのスピードの減速が他の選手と比べて目立たないところが、自分の走りの強みかなと思います」
――大学で出場したレースを経て、関東インカレで生かしたい部分や力を入れて取り組みたい部分はありますか。
「六大学を含めていろいろな大会に何個か出てみて、最近の練習でも自分の走りは磨けてきていると思っています。調子も上がってきていて練習も積めているので、関東インカレに向けてあと1週間は自分の走りを見つめ直す時間もあると思います。調子が上がってきている中で、まずはケガをしないようにと、関東インカレに向けて今までの大会の反省をふまえてチームに貢献できるような走りをしていきたいです」
――大学4年間でどんなことをしたいですか。
「今のところは陸上を頑張りたいと思っています。それこそ自分は高校時代の頃に神奈川県の大会で7位で終わってしまって関東大会につなげられなかったので、大学で悔しさを晴らしたいと思っています。今の思いとしては4年間で練習を頑張って、競技だけじゃなくて人間性としても成長していきたいです。競技面ではやはり明大の肩書きを背負って日本の大きい舞台で戦えるような選手になっていきたいと思っています」
――関東インカレの目標と意気込みをお願いします。
「調子も上がってきているので、明大の大きな目標である1部残留に貢献できるように他の大学の選手と競り合って自分の走りも磨きつつ、1部残留を果たせるように頑張りたいです」
――ありがとうございました。
[石井遥、松原輝、熊谷実夏]
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