
(20)ルーキー特集⑮/向井優太郎
今年度も伝統の重みを感じながら「関東インカレ1部残留」と「箱根駅伝シード権獲得」という目標へ向かって突き進む明大競走部。チームにさらなる勢いをもたらすべく、15人のルーキーが仲間入りを果たした。新たな世界への一歩を踏み出す時、彼らは何を思うのか。その無限の可能性を感じさせる”今”の声をお届けする。
第15回は競歩部門・向井優太郎(商1=我孫子)のインタビューです。(この取材は3月7日にオンラインで行われたものです)
――陸上を始めたきっかけを教えてください。
「4歳離れた上の姉がいるのですが、同じ小学校で陸上をやっていたので、自分もやりたいと思い始めました」
――競歩はいつから始めましたか。
「競歩は高校1年生の夏休みごろからです」
――競歩を始める以前は何をされていましたか。
「小学校5、6年生の時は走り高跳びをやっていて、中学校では長距離をしていました」
――競歩に転向された理由を教えてください。
「交通事故で右腕の骨にひびが入った時に、整形外科の先生から『そのまま走って転ぶと本当に折れてしまう』と言われたことがきっかけです。その後は、走れないなら歩けばいいと競歩を選びました」
――高校で印象に残っているレースはありますか。
「2年次の千葉県高校総体(以下、県総体)が一番印象に残っていました」
――その理由を教えてください。
「先輩2人と僕1人の3人全員が県総体に出て、3人全員で関東大会への進出を決めました。あの時は個人競技でありながら団体競技をやっているような感じがして一番楽しかったです」
――明大に進学を決めた理由を教えてください。
「OBの濱西さん(諒・令5文卒・現サンベルクス)、古賀さん(友太・令4商卒・現大塚製薬)、野田さん(明宏・平30商卒・現自衛隊体育学校)もみんな世界大会に出るほど高い競技力を持った人を輩出されているので、明治大学で世界大会を目指したいと思い進学を決めました」
――明大競走部にはどのようなイメージがありますか。
「小さい頃からテレビで見ていた箱根駅伝で、ユニフォームには見覚えがあるなという感じでした。いつか行きたいなと小さい頃は思っていたのですが、種目は違えど本当に明治に行けるとは思っていなかったです(笑)」
――明大で気になる選手はいますか。
「近藤選手(岬・理工3=十日町)がかっこいいなと思いました。話しているとすごく面白い人なんですけど、競技中は見て分かるほど本気になっていて、ここまでメリハリのある選手を初めて見ました。自分も近藤選手みたいになりたいです。周りにピリピリした空気を押し付けるのではなくフランクな感じで話してくれるけれど、始まると真剣になるところがかっこいいなと思います。」
――今後の意気込みをよろしくお願いします。
「明大競歩の顔になれるような選手になるので、応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
[熊谷実夏]
※写真は本人提供
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