
(17)ルーキー特集⑫/宮下十碧
今年度も伝統の重みを感じながら「関東インカレ1部残留」と「箱根駅伝シード権獲得」という目標へ向かって突き進む明大競走部。チームにさらなる勢いをもたらすべく、15人のルーキーが仲間入りを果たした。新たな世界への一歩を踏み出す時、彼らは何を思うのか。その無限の可能性を感じさせる”今”の声をお届けする。
第12回は長距離部門・宮下十碧(商1=鹿児島実)のインタビューです。(この取材は3月16日にオンラインで行われたものです)
――陸上を始めたきっかけを教えてください。
「習い事の体力作りとして出たマラソン大会で入賞して、やってみようかなという感じで始めたのがきっかけです」
――なぜ鹿児島実高に進んだのですか。
「いくつかの高校と悩んだのですが、駅伝を考えた時に鹿児島実高が一番力を入れていて、高校と大学でも駅伝を続けることを考えて選びました」
――高校で特に印象に残っているレースありますか。
「高校3年次の県総体の5000メートルです」
――そのレースを振り返っていかがですか。
「5000メートルの前日に、インターハイに行ける可能性が高かった1500メートルで失格になってしまいました。その悔しさを持って5000メートルに挑んだ結果、南九州大会までは行くことができたので印象に残っています」
――高校3年間を振り返っていかがですか。
「1年生の頃から県駅伝には出させていただいていたのですが、一度も優勝することができずすごく悔しい思いをしました。なので、大学では箱根駅伝はもちろん、全日本大学駅伝も出雲駅伝にも出られるようにしたいなと思っています」
――同じ高校の尾ノ上さん(一・商3=鹿児島実)とは大学に入ってから話しましたか。
「寮に入った1日目からご飯やジョグに一緒に連れていっていただき、仲良くさせてもらっています」
――すでに入寮されているということですが、雰囲気はどのような感じですか。
「先輩たちも非常に優しいです。寮生活が初めてなので自分のことはしっかりと自分でして、人間力をしっかりと付けていかないといけないなと思います」
――目標の選手はいらっしゃいますか。
「まずは鹿児島実高のOBである加藤さん(大誠・令5営卒)を目標に見据えながら、同部屋の堀さん(颯介・商3=仙台育英)も目標に頑張っています」
――今のご自身の強みは何ですか。
「スピードと負けん気だと思います」
――大学で伸ばしていきたい部分はありますか。
「中学、高校ではスピードを重点的にやってきました。大学には駅伝を走るつもりで来たので、20キロをしっかり走れるような持久力、精神力を身に付けていきたいなと思っています」
――大学4年間での目標を教えてください。
「トラックでは日本選手権やインカレに出場して入賞できるように頑張りたいです。駅伝では三大駅伝に出場して区間賞を一つでも取れるようにしたいです」
――ありがとうございました。
[加藤菜々香]
関連記事
RELATED ENTRIES