
(7)ルーキー特集②/小野綾也
今年度も伝統の重みを感じながら「関東インカレ1部残留」と「箱根駅伝シード権獲得」という目標へ向かって突き進む明大競走部。チームにさらなる勢いをもたらすべく、15人のルーキーが仲間入りを果たした。新たな世界への一歩を踏み出す時、彼らは何を思うのか。その無限の可能性を感じさせる”今”の声をお届けする。
第2回は短距離部門・小野綾也(文1=浜松西)のインタビューです。(この取材は3月22日に電話で行われたものです)
――陸上競技はいつから始めましたか。
「中学1年生です」
――きっかけを教えてください。
「父が元々陸上をやっていたことです。小さい頃にその動画を見ていて、自分も走ることは好きでした。小学校の頃はサッカーをやっていて、中学校からは陸上競技を部活動として取り組める環境になったので始めました」
――400メートルと800メートルを始めたのはいつからですか。
「中学校の頃は1500メートルにも出ていました。高校に入ってからは400メートルと800メートルをメインで取り組み始めました」
――高校でその2種目を選んだ理由はありますか。
「それも父が400メートルと800メートルをメインでやっていた影響です。自分も最終的にはそうしたいと思っていたので、高校からはその二つに固めて取り組んでいました」
――高校の競技生活で印象に残っていることを教えてください。
「高校2年生の時に4×400メートルRでインターハイに出場できたことです。自分以外のリレーメンバーが全員先輩だったのですが、その頃が一番楽しかったですね。3年生になってからは(練習に)個人で取り組むことが多くなってしまったので、先輩方と一緒に練習できた時間はすごく楽しくて有意義でした」
――明大に進学を決めた理由を教えてください。
「明治大学は建学の精神にもあるように個の確立に意欲がある学生を求めている学校と聞いていました。僕は高校時代に陸上競技の練習に個人で取り組むことが多く、その中で個の力を磨くことができたと考えています。その練習で培った”個の力”を明治大学に入ってからも応用させて強めることができるのではないかと思い、明治大学を志望しました」
――明大の競走部はどのような印象ですか。
「緊張感のある練習をしながらも、競技中だけで終わらずに私生活でもいい関係が築かれていると感じます。それが練習の空気感にもつながっていて、みんなでより深く有意義な練習ができていると思います」
――大学でも400メートルと800メートルのどちらも続けますか。
「はい、どちらもやりたいです。今年度はスピードを強化したいので200メートルにも挑戦したいと考えています。来年度からは800メートルを中心にやっていけたらいいなと思っています」
――自身の競技面での強さは何だと思いますか。
「強みは成長率、伸びしろだと思っています。高校入学後に400メートルのタイムが19秒くらい伸びて、800メートルのタイムも20秒くらい伸びました。ただ大学に入るとなると、まだスピードや筋力といった基本的な部分が全然足りていないことに気付きました。大学でさらに練習を積み重ねれば、自分としてはまだタイムは伸びると思っています」
――ルーキーイヤーに達成したい目標はありますか。
「特には決めていませんがまず今年度はチームに慣れて練習をしっかり積んで、その結果として自己ベストを出せたらうれしいです。本格的な練習が始まりますが、ケガをせずにトレーニングに励んでいきたいです」
――ありがとうございました。
[春田麻衣]
※写真は本人提供
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