(1)東京六大学対校大会事後インタビュー①/神戸毅裕、上新魁

2024.04.08

 今季初レースとなる選手も多い今大会。曇天の空のもと、各大学から精強な選手が集まり六大学の頂点を目指した。収穫、課題を持ち帰り、今後の大会を前に各選手が目指すものは何か。今回はレース後の選手の胸中をお届けする。

 第1回は神戸毅裕(営2=明星学園)、上新魁(政経3=明大中野八王子)です。

神戸
対校男子100メートル決勝 5位 10秒41
対校男子4×100メートルR決勝 2位 39秒69

――今大会のレースを振り返っていかがですか。
 「関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向けてのレースとしては納得できない部分もあります。収穫は寒い時期かつ今シーズン2戦目という中で、予選でしっかりと10秒30台に乗せられて、決勝でも10秒41で走れたことです。ただ、予選を組1着で通過できても決勝で順位を落としてしまうことが以前からの課題なので、そこを改善しなければいけないと改めて感じました」

――今シーズンの目標をお願いします。
 「まずは関東インカレと日本学生対校選手権でも入賞することです。ライバルを全員倒せるように頑張りたいです」

――ありがとうございました。

上新魁(政経3=明大中野八王子)

上新
対校男子100メートル決勝 8位 10秒50
対校男子4×100メートルR決勝 2位 39秒69

――今大会のレースを振り返っていかがですか。
 「100メートルの予選は、今シーズンの初戦から課題にしていたところがそのまま返ってきたようなレースでした。これまでのレースでは、前半に乗ったスピードが後半に全て逆噴射するかのように失速しまう課題がありました。なので、そこからウオーミングアップを改善することでリレーではかなり良い走りができたと思います。体力不足で最後の30メートルは一気に突き放されてしまいましたが、前にいた早大の方に迫るような勢いで走ることができて良かったです」

――予選を終えてからは具体的にどのような調整をしましたか。
 「足が前に出ないのは腸腰筋や前ももの筋肉がうまく使えていない状態なので、そこにPNFという機械を使って刺激を入れました。あとは、その筋肉を意識的に使うように走ったことがはまった感じですね」

――関東インカレではどのような結果を残したいですか。
 「今の明大はケガで離脱してしまった選手が多いのですが、自分自身は初めてケガなく迎えることができたシーズンなので、明大は層が厚いと思ってもらえるような活躍ができるようにしっかりと鍛錬していきたいです。関東インカレでは少しでも点数を稼いでチームを引っ張っていけるような選手になりたいと思っています」

――ありがとうございました。

[原田青空、松原輝]