
(2)関東大学1部リーグ戦開幕直前 新副将インタビュー
4月6日から第98回関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕する。昨年度は連覇を逃したものの3位入賞を果たした。新主将に中村草太(政経4=前橋育英)を迎えた明大。7日の開幕節は昨年度と同じく、東海大と対戦する。〝新生・明治〟で2年ぶりの王座奪還を目指す。
今回は新副主将のMF常盤亨太(法4=FC東京U―18)選手へのインタビューをお届けします。
――開幕戦がもうすぐ始まると思いますが、心境をお聞かせください。
「やっときたかという感じで楽しみもありますし、不安とかそういうのは全くなくて、純粋に開幕戦が楽しみですし、まずそこが一番最初の今年の勝負だと思っているので、そこに向けても全力でやるだけかなというふうに思います」
――今シーズンに入ってからこれまで、常盤選手はどういった部分を取り組んでいますか。
「明大入ってからもそうですし、特に去年のインカレ前ぐらいから自分の中で一つ何かつかめたというか、 自分の課題をクリアではないですけれど明確になって、その課題に対してだったり自分の武器もより具体的に発見できたので、そこをブラッシュアップしていくみたいなところを取り組んでいます」
――常盤選手は副キャプテンに就任して、どういった副キャプテンになっていきたいというのはありますか。
「シーズンが始まる時に全体ミーティングで全員の前で話す機会があるのですが、中村(草太主将)選手は厳しくもありますが背中やプレーで引っ張るタイプだと思うので、中村選手が言葉にしない部分をとにかく自分は厳しくみんなに伝えていくよという話はしました。副主将だからという訳ではないですが、自分が明治で積み重ねてきたものもあるのでそこは伝えていく。伝えていく中でその他の選手にはない厳しさを、もちろん会話とかお互いのコミュニケーションは大切だと思いますが、強く言わなくてはいけないところもあるので、そこは自分が嫌われ役になってもいいのでとにかく伝えていこうというふうに思っています」
――常盤選手から見て、キャプテンの中村選手はどう見えていますか。
「やはり中村が一番ピッチ上で明治を体現できますし、一番結果も残せます。後輩から見ても何か言われた時の説得力が一番あるキャプテンだと思っているので、本当にそこについていくだけですし、その他もいいキャプテンだなと思います」
――新入生が入ってきて2カ月くらい経つと思いますが、新入生は常盤選手から見ていかがですか。
「大学サッカーは強度などが高校とは変わる中で、いきなりそこに入って何かというのはやはりまだ高校生なので難しいと思いますが、それでも武器があったり何か光るものがあって明大に入って来ていると思うので、何かもっと自分を出していいというか、自分の特徴や武器を出してもっと勝負していいし、もっと挑んでいいのかなと思います」
――リーグ戦は長い戦いになると思いますが、長丁場のリーグ戦で大事になることは何かありますか。
「先を見すぎないというか、目の前の一戦一戦にとにかく100%、120%で挑むことが必要だと思います。明大は誰が試合に出てもというのはあると思いますが、その中でチャンスをもらった選手はもう絶対にそのスタメンの座を離さないとか、セカンドの選手はトップを狙うとか、チームの競争とかチーム力みたいなものが大切になってくると思うので、本当に一戦一戦を全力で戦いながら、チーム内でより競争して、より強いチームになっていくことが重要だと思います」
――リーグ戦におけるチームとして、個人としての目標を教えてください。
「チームとしては絶対に優勝がありますが、優勝だけでなく無失点にこだわる。リーグ戦全てで失点が0だったら絶対優勝できると思いますし。個人としては、自分の武器や特徴を出すのはもちろんなのですが、やはり目に見える結果というところで、得点もアシストも5位以上は絶対に取りたいなというふうに思っています」
――ありがとうございました。
[下元天花]
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