(23)シーズン後インタビュー 菊地竜生

今シーズンも銀盤を彩った選手たち。日本学生氷上選手権(インカレ)では惜しくも2年連続のアベック優勝は逃したものの、チーム力は健在。各自の目標に向けて、チーム一丸となって一冬を戦い抜いた。本記事ではシーズン後の選手たちの声をお届けする。
(この取材は3月10日に行われたものです)

――環境も大きく変わった一年でしたが、振り返っていかがですか。

 「大学という新しい環境に最初は不安もありましたが、今は大学に行くのが楽しいと感じています」

――大学での過ごし方はいかがですか。

 「同じ講義を取っている友達と協力して課題をこなしたりしました」

――面白い授業、記憶に残っているような授業などはありますか。

 「前期に受けたジェンダー論では、考えさせられることやなるほどと思うことが多く、興味が深まりました」

――スケート、学校以外の時間はどのように使っていますか。

 「アマゾンでいろいろな商品を見たり、ユーチューブを見たりしています」

――今シーズン4回転サルコーを導入していかがでしたか。

 「今シーズン試合で決めることができたのはとても大きな成長だったと感じます。来シーズンは更にレベルアップした姿をお見せします」

――SP(ショートプログラム)、FS(フリースケーティング)それぞれ振り返っていかがですか。

 「SPでは表現重視であまりスピードを出さず、FSとの緩急をつけられたと思います。

表現力はSP、FS共にもう少し頑張りたかったです」

――SPはシーズン途中での変更ということになりましたが、その理由はありますか。

 「シニアに上がるということで、SPの雰囲気を一新させたいと考えました」

――新SP『リベルタンゴ』ですが、タンゴはこれまで多くの人気スケーターが滑ってきた曲でもあります。タンゴを踊ってきた選手で、好きなスケーター、参考にしたスケーターはいますか。

 「振り付けや曲調は全く違いますが、佐藤駿(政経3=埼玉栄)先輩の動きの柔らかさやキレを参考にさせていただきました」

――ユーチューブで紹介していた『リベルタンゴ』のメモですが、いつも文字や図を書いて創作したりするのですか。

 「姉につくってもらうときは必ず紙にコースやジャンプ、スピンの配置を事細かく描きますね。頭の中で整理してから、陸練や氷上での振り付けに入ります」

――インカレにも出場されました。明大の雰囲気はいかがでしたか。

 「明大チームの応援に演技を鼓舞してもらいました。感謝でいっぱいですね」

――鎌田詩温(令2商卒)助監督と会話はされましたか。

 「6練やコール前には落ち着いてと声を掛けていただきました」

――残念ながら欠場となってしまいましたが、明法オンアイスではどのような練習をしていましたか。

 「滑走屋のアイスショー後すぐに体調を崩してしまっていたので残念ながら練習には参加できませんでした」

――今年一年、明大の一員として過ごしていかがでしたか。

 「明大スケート部フィギュア部門としてもっと活躍、貢献したいと思わせられた一年でした。先輩方と一緒に練習できて得るものが多かったです」

――髙橋大輔さん主宰のアイスショー『滑走屋』のお話もありましたが、アイスショーに出演されたのは初めてでしたか。

 「初めて出演しました」

――髙橋大輔さんからお声掛けいただいたということですが、選ばれた理由はお聞きしましたか。

 「東日本選手権の時にFSを見てくださっていてその時に『4回転良かったよ』と褒めていただきました」

――打ち合わせ、練習などいつごろから始動しましたか。

 「初めての練習は1月16日の国民スポーツ大会前にありました」

――ユーチューブでは『友野一希(上野芝スケートクラブ)選手がわずか一日ほどで振り付けを覚えて合流した』というエピソードも語られていましたが、共演した選手の中で『すごいな』と感じたエピソードはありますか。

 「村元哉中さんの表現力や表情の使い方が素晴らしすぎました。本当に見習いたいです」

――睡眠時間も短く大変だったということですが、それでも乗り切ってみせた原動力はありますか。

 「滑走屋メンバーに選んでくださったということ自体が原動力になりましたね」

――髙橋大輔さんのお人柄や、直接お話しされての印象を教えてください。

 「取り組む姿勢などがとても真摯(しんし)で熱い方です。ついて行きたいと思わせられる方でした」

――髙橋大輔さんのソロナンバーのご感想などはありますか。

 「演技にとても引き込まれて、すごいなとも感じました。魅せ方のレベルに関して、この境地にまでたどり着きたいと感じました。見ていてとても勉強になりましたね」

――ユーチューブでは、滑走屋に出演できたことを『今までの人生の中で一番の宝物』だとおっしゃっていました。具体的にどういうところでそう感じましたか。

 「滑走屋の仲間と共に苦難を乗り越えたり一緒に笑ったり、寂しさを共有したりできたりしたという思い出ですね」

――初のアイスショーを通して得られたものはありますか。

 「個人の振り付けのレベルはもちろん上がりました。今後もっといろいろなアイスショーに出たいという気持ちがあるので、全体的な動きや流れのつかみ方なども勉強できて良かったです」

――表現面での意識の変化などはありましたか。

――睡眠時間も短く大変だったということですが、それでも乗り切ってみせた原動力はありますか。

 「滑走屋メンバーに選んでくださったということ自体が原動力になりましたね」

――髙橋大輔さんのお人柄や、直接お話しされての印象を教えてください。

 「取り組む姿勢などがとても真摯(しんし)で熱い方です。ついて行きたいと思わせられる方でした」

――髙橋大輔さんのソロナンバーのご感想などはありますか。

 「演技にとても引き込まれて、すごいなとも感じました。魅せ方のレベルに関して、この境地にまでたどり着きたいと感じました。見ていてとても勉強になりましたね」

――ユーチューブでは、滑走屋に出演できたことを『今までの人生の中で一番の宝物』だとおっしゃっていました。具体的にどういうところでそう感じましたか。

 「滑走屋の仲間と共に苦難を乗り越えたり一緒に笑ったり、寂しさを共有したりできたりしたという思い出ですね」

――初のアイスショーを通して得られたものはありますか。

 「個人の振り付けのレベルはもちろん上がりました。今後もっといろいろなアイスショーに出たいという気持ちがあるので、全体的な動きや流れのつかみ方なども勉強できて良かったです」

――表現面での意識の変化などはありましたか。

「どんどん進化していくので楽しみに待っていてください」

――ありがとうございました。

[橋本太陽]

(写真は本人提供)