(番外)久保がJ3・ツエーゲン金沢に来季加入内定!

2024.03.04

 2月9日、G K久保賢也(商4=大宮アルディージャU―18)のツエーゲン金沢への来季加入内定が発表された。今季のJリーグ内定選手は7人目となる。明大サッカー部での4年間を振り返り、念願のプロ入りへの熱い思いを語った。

 

――監督からはどのようなお声掛けがありましたか。

 「練習参加の声が掛かった時に、やはりGKはチャレンジしてみないと成功するかしないかっていうのは分からないと言われたので、もう思い切ってチャレンジしてみたらいいんじゃないかと言われて、内定した時は、素直におめでとうと言ってもらえました」

 

――ご家族や同期の反応はいかがでしたか。

 「自分自身も就職で内定をもらっていたので、そこに行くのかなというふうにみんなに話していて、『プロなりたいよね』というのは同期の中でも話していたのですが、実際それが本当に少ない確率の中でプロになれたので、同期のみんなからもすごいよかったね、おめでとうと、頑張れと言われました。家族のみんなも自分が好きなことを続けられるんだったらと応援してくれたので、そこはすごい嬉しかったですね」 

 

――ご自身の加入内定の際の心境はいかがでしたか。

 「本当に時期も遅い中で内定をいただけたということは本当にクラブに対しても感謝する気持ちもありますし、大学にもすごい感謝の気持ちはあります。石川県のチームで元旦に震災があった中で、スポーツの力で復興の手助けをするというか、サッカー選手としての役割というか、本当にいろいろな意味で責任や色々な影響も与えられると思います。まずプレーでスタメン取ってやってやろうという気持ちもありますし、プレー以外のところでも力になるとか、色々な面から影響を与えられるような選手になりたいなっていうのは思いました」

 

――明大での成長を振り返ってみていかがですか。

 「一番はやはり人間的なところの、オフザピッチの振る舞い方とかは、明らかに高校の時の自分と比べて全然違ったものだと思います。プレーのところだと、自分が想定してたよりもレベルが高かったですし、一つ基準が上がってそれに向かってひたむきにやっていくというところで、試合に出る出ない関係なく全力で取り組める環境で毎日取り組み続けて、そういう取り組む姿勢とかサッカーだけじゃないところがすごい影響したのかなと思う4年間でした」

 

――所属クラブの選手にどのような印象を抱いていますか。

 「想像以上に仲がいいというか、結構話しかけやすいですし、絡みやすい印象がありました。自分のイメージだとプロなので同じポジションでバチバチだったりとか、選手間でギスギスした感じがあるのかなと思っていたのですが、意外とそんなことはなくて。練習参加の時も色々な選手が話しかけてくれましたし自分自身も話しかけやすい雰囲気ができていたので、一体感のあるチームかなと感じました」

 

――サポーターの方に注目してほしいポイントはありますか。

 「やはりシュートストップが自分の武器なので、決定的な相手の機会を阻止するというところでピンチをビッグセーブで守るとか、そういったところを期待していただければなというふうに思います」

 

ーー同世代の活躍が目立ちますが、その点についてはどのようにお考えですか。

 「自分と同い年で上のカテゴリーで戦っている選手はいるので、そこに負けないというかいち早く追いつこうというのは思いますけど、そんなに気にしていなくて、今自分ができることとか、自分に足りないものに向き合おうという気持ちの方が今は強いですね」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「まずは本当に明治やクラブへの感謝の気持ちを忘れずに、石川県の震災もありますし、震災で被害を受けた方に元気を届けられるようなプレーをしたいなと思います。そういった中で結果的にJ3優勝で昇格と、金沢を導けるような選手になりたいなと思います」

 

――ありがとうございました。