
(199)日本選手権・20キロ競歩事後インタビュー②/長田隼人、櫻井建太
パリ五輪の選考も兼ね〝世界一熾烈な代表争い〟が繰り広げられた日本選手権。明大は多くの選手が自己ベストを更新するなど出場した全員が次戦につながる歩みを見せた。また、OB選手が表彰台入りを達成するなど大会を通して明大競歩の強さが光った。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第2回は長田隼人(商1=松山工)、櫻井建太(法1=星稜)のインタビューです。
長田
21位 1時間24分46秒 自己ベスト
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「自分的にオーバーペースでスタートしてしまい、(このままのペースで)行けるかなと思いましたが、他に強い選手がいたのでリズムをもらいながら歩くことができて15キロくらいまでは良かったです。しかし、まだまだ積み上げが足りずにペースが落ちてしまったので、終盤も耐えられる体づくりを目指して今後の練習に取り組んでいきたいと思います」
――レースプランはいかがでしたか。
「最初は様子を見て(1キロを)4分20秒のペースで行こうと思ったのですが、雰囲気にのまれてしまいました。(1キロを)4分で入ってしまい平常心が保てなかったので、次の全日本競歩能美大会(能美競歩)では平常心を保っていこうと思います」
――収穫と課題をお願いします。
「目標は1時間25分台だったので、目標以上のタイムが出たことが収穫です。課題は警告を1枚もらってしまったので、次の大会では警告なしで自己ベストが出せるように練習をしていきます」
――トップレベルの選手と一緒のレースに出場したことはいかがでしたか。
「一緒のレースに出て間近で見ることができたので、フォームなどがとても勉強になりました」
――新シーズンの目標は何でしょうか。
「関東学生対校選手権(関東インカレ)と日本学生対校選手権(日本インカレ)で3番以内と20キロ競歩は1時間22分切りを目指します」
――意気込みをお願いします。
「2年生となり新入生も入ってくるので、新入生に負けないように関東インカレや日本インカレで成長していきたいと思います」
――ありがとうございました。
櫻井建太(法1=星稜)
櫻井
29位 1時間27分15秒 自己ベスト
――レースの振り返りをお願いします。
「今までは前半で突っ込んでしまいフォームが崩れて警告が出たりしていたので、そうならないように抑えて入りました。今回はそれが功を奏してしっかり一定のペースで押し切ることができました。B標準ですが目標だった日本インカレの標準記録を切ることができたので良かったと思います」
――レースプランを教えてください。
「前半と後半のタイム差をなくし、20キロを押し切れるように考えていました。今回はタイムが出なくてもいいと割り切ってフォームやラップを落とさないことを意識しました。また、体の状態を最優先に考えてレースを進めました」
――明大卒の選手や日本トップレベルの選手と一緒のレースに出場されたことに関してはいかがでしたか。
「濱西諒さん(令5文卒・現サンベルクス)はよく明大に来て練習をしていたり、古賀友太さん(令4卒・現大塚製薬)もたまにお食事会とかで会ったりしています。世界で活躍するトップ選手のお話をたくさん聞けたので、そこは自分自身の意識を高める上でもすごくプラスになっています。やはり明大の先輩が活躍されていると自分もそのような選手になれるよう頑張らないといけないと日々刺激をいただいています」
――今季はどのようなシーズンにしたいですか。
「タイムを狙ったレースであまり結果を出せなかったりするので、まずは一歩一歩明大の中で主力になれるように3年目、4年目につなげるためのシーズンにしたいです。ケガなくフォームを固めることとしっかり安定してそこそこのタイムでまとめることを意識して、愚直に取り組んでいこうと思います」
――次の大会に向けて意気込みをお願いします。
「能美競歩は石川での大会で自分の地元なので、1年経った自分の成長した姿を見ていただける大事な大会です。今回よりももっと自分の中では重要度が高いので、結果もそうですけど、明大で頑張っているところをしっかり見せられるように歩こうと思います」
――ありがとうございました。
[原田青空、熊谷実夏]
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