
(198)日本選手権・20キロ競歩事後インタビュー①/村越優汰主将、近藤岬
パリ五輪の選考も兼ね〝世界一熾烈な代表争い〟が繰り広げられた日本選手権。明大は多くの選手が自己ベストを更新するなど出場した全員が次戦につながる歩みを見せた。また、OB選手が表彰台入りを達成するなど大会を通して明大競歩の強さが光った。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第1回は村越優汰主将(文3=横浜)、近藤岬(理工2=十日町)のインタビューです。
村越
DNF
――レースの振り返りをお願いします。
「12月の長崎陸協競歩大会が終わってから膝が痛くて、ポイント練習を始めたのが1週間前でした。なので、今回は現状確認という目的で出ました。その中で最低限というか、良くも悪くも春のシーズンにつながるレースになったと思います」
――膝のケガの状態はいかがですか。
「まだ少し痛みはあるけど良くなりつつあります。フォームがまだはまっていなくて違和感から痛みが来ているので、これから修正していきたいです」
――関東学生対校選手権(関東インカレ)に向けてどんなことに取り組んでいきますか。
「個人としては関東インカレで1点でも多くチームに貢献することが目標です。チームとしては今年度は主将を務めるので、チームスローガンに掲げている〝One Team〟を達成できるように幹部や他ブロックの人と協力しながらいいチームを作っていきたいです」
――主将を務めることになった経緯を教えてください。
「園原健弘監督からの指名という形で務めることになりました。昨年度の関東インカレの時に僕と櫻井(建太・法1=星稜)で応援団を結成してチームを盛り上げたんですけど、 そういったことで周りを巻き込めるところを評価してくれてぜひやってほしいと言われました。(主将を)やるためには結果が必要なので、昨年度は日本選手権の標準切りを目標にしていました。それを達成できたので主将になったという経緯です」
――指名された時の気持ちはどんなものがありましたか。
「一番はすごくありがたいという気持ちがありました。僕は入学した時からチームとしてまとまりきれていないとずっと感じていて、チームを一つにする必要があると思っていました。結構プレッシャーに感じた時もありましたけど、同期や後輩と話して一人で背負うんじゃなくてみんなでやっていこうと思っています」
――主将になってからまだ短いと思いますが、チームに変化はありますか。
「主将になった時にみんなの前で、挨拶といったできることを徹底していこうという話をしました。そこから全員がしっかり挨拶するようになって、それによってコミュニケーションも取れるようになりました。今までよりチームの中で会話が増えているので僕自身もすごくうれしいですし、チームとしてもいい方向に向かっていると思います」
――最後にこれからの意気込みをお願いします。
「チームスローガンに近づけるよう自分だけで精一杯にならずに、周りも見ながらいいチームを作っていきたいなと考えています」
――ありがとうございました。
近藤岬(理工2=十日町)
近藤
16位 1時間23分15秒 自己ベスト
――今大会を振り返っていかがですか。
「これまでの自己ベストが1時間30分だったので、そのタイムを切ることを目標にしていました。結果としてそれ以上のタイムで歩くことができて良かったです」
――今大会の位置付けはどのように考えていましたか。
「テスト終わりということもあり、来月行われる全日本競歩能美大会の前哨戦として臨みました」
――今シーズン初戦となりましたが手応えはいかがですか。
「今の大学4年生以上の代を除いたら学生の中でトップのタイムを出すことができたので、そこは自信にしていきたいと思います。また、20キロという距離に苦手意識があったのですが、今回の結果でそれが少し薄れたことが一番大きかったと思います」
――次のレースに向けて反省点はありますか。
「最後に大幅にペースを上げて終わるようなレースをしてしまいました。ゴールした時にまだ少し余力がある状態だったので、もっとへとへとになるくらいまで追い込めたら良かったなと思います」
――今後に向けた目標と意気込みをお願いします。
「次は1時間22分や21分台を目指してまた自己ベストを更新することと、関東インカレで1位を取れるように頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[島田五貴、原田青空]
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