(114)全国大学選手権決勝・試合後コメント 池戸将太郎

2024.01.15

 2024年1月13日。廣瀬組は5年ぶりの日本一を目指し全国大学選手権・決勝へ挑むも、最終スコア15―34と優勝はかなわず、2年ぶり13度目の準優勝で幕を閉じた。試合後、最後まで全力で戦い抜いた紫紺の戦士たちは何を思うのか。スタメン選手15人にお話を伺った。

 

  第15回はフルバック池戸将太郎 (政経4=東海大相模)のインタビューをお送りします。(この取材は1月14日に行われたものです)

 

――決勝戦を振り返ってみていかがですか。

 「いろいろ経験したことない難しい環境の中で、中断とかもあったし難しい試合でしたが、それは相手も一緒だったので、その中で自分たちが今思ってるラグビーをできたのかなと思います」

 

――試合の中断の影響は大きかったですか。

 「体が冷えて固まるというのもそうだし、やはり気持ちをつくって試合入ったので、気持ちを下がらないようにするというのも大変でした」

 

――天気の影響は出ましたか。

 「間違いなく出たと思いますね。僕らはFWで縦に出て、BKでしっかりスペースで展開するというラグビーを1年間やってきたのでボールが動かなくなるというのは僕らのラグビーとしてはすごい痛かったなと思います」

 

――関東大学対抗戦での帝京大戦に比べて手応えはいかがでしたか。

 「もちろんあれから僕らも成長して、あの時のよりも手応えは感じてました」

 

――ホーンが鳴った瞬間どのように感じましたか。

 「あまり実感が湧かないなと。本当に終わっちゃったんだなって感じです」

 

――選手たちと話されていましたがどのような話をされましたか。

 「1年間ありがとうということ、あとはもう任せたぞっていうものです」

 

――客席からの明大コールは聞こえてましたか。

 「もちろん聞こえてました」

 

――明大コールを受けることは最後でしたがいかがでしたか。

 「熱いファンがいるチームはなかなかないと思うし。大学では明大が本当に1番だと思うので、その中で試合ができなくなるというのは寂しいし、この人たちのために優勝できなくて申し訳ないと思いました」

 

――今シーズンを全体的に振り返ってみていかがですか。

 「春からやりたいラグビーというのをチームで明確にして、そこにしっかりチャレンジしてコミットしてくれたおかげで、やはりいいラグビーは1年間通してできたし、結果につながった時もつながらなかった時もありますけど、1年間このチームでこういうラグビーができてよかったなと思います」

 

――大学ラグビーを振り返りどのような4年間でしたか。

 「いろいろあった4年間でしたが、あっという間ですごい濃かったから長かったようにも思えます。本当に一言で言うと、楽しい4年間だったかなと思います」

 

――優勝は後輩たちに託す形になったと思いますが、後輩たちにはどのようなラグビーをしていってもらいたいですか。

 「ハイブリッド重戦車という新しい明大のスタイルを掲げてやってきた1年間で、今後どういうラグビーにするかはコーチ陣が決めることなのですが、僕は今年度せっかくこれだけいいもの積み上げてきたんで、もっともっと精度を高めて、このスタイルで新しい明大として日本一取ってほしいなと後輩たちには期待してます」

 

――最後にファンの皆さんに一言お願いします。

 「4年間日本一の応援、声援というのは僕がグランドに立っていた時にすごい心強かったし、そういう応援がある明治に入りラグビーができてよかったと思います。また、僕たちはできなかったのですが、後輩たちはファンの皆さんに優勝見せられると思うので、これからも明大の応援と、1年間応援ありがとうございましたと言うのを伝えたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[保坂啓太郎]

 

池戸 将太郎(いけど・しょうたろう)政経4、東海大相模高、180センチ・90キロ