
(109)全国大学選手権決勝・試合後コメント 伊藤耕太郎
2024年1月13日。廣瀬組は5年ぶりの日本一を目指し全国大学選手権・決勝へ挑むも、最終スコア15―34と優勝はかなわず、2年ぶり13度目の準優勝で幕を閉じた。試合後、最後まで全力で戦い抜いた紫紺の戦士たちは何を思うのか。スタメン選手15人にお話を伺った。
第10回は伊藤耕太郎(商4=国学院栃木)のインタビューをお送りします。(この取材は1月13日に行われたものです)
――試合が終わって率直な気持ちを教えてください。
「悔しいですけど、最後までこのメンバーで戦えたことはすごくうれしく思います」
――今試合を振り返っていかがですか。
「前半は少し入りが悪かったんですけど、前半の最後の方はしっかり明治のアタックというのはできて、いい形で折り返せたかなと思います。スリッピーの中でちょっとボールが回ってしまって、そこを帝京さんが突いてきたんですけど、ゲームマネージメントのところではまだまだ未熟だったなと思います」
――学生最後の試合ということで、どのような気持ちで挑まれましたか。
「ワンプレーワンプレー悔いがないように、全力で楽しもうと挑みました」
――途中中断になりましたが、気持ち的にはいかがでしたか。
「集中力が切れちゃう部分もあったんですけど、本当にみんなで声を掛け合いながらで、前半はいい形で終わって良かったです」
――悪天候の中、意識したことありますか。
「フィジカルが強いのは分かっているので、特にキックを使ってエリア取りのところを意識していました」
――後半は失点が続く中で意識したことを教えてください。
「プレーで引っ張ろうと思ったので、プレー中のコミュニケーションを増やしていこうと意識していました。ちょっと(帝京大に)受けてしまった部分があったので、流れを切るという意味ではもっと激しくいかなきゃ駄目だったなと思います。」
――試合後涙を流す姿を見せていませんでしたが、意図的に涙を流さなかったのですか。
「最後は笑って終わりたかったので、笑顔でいました。でも、ロッカールームに戻って4年生で集まった時は感極まってしまいました」
――恩師・中村京平先生が見に来られましたがいかがでしたか。
「初めて僕のラグビーを見に来てくれて、会うこともできました。中学時代お世話になったので、試合を見てもらう形で恩返しができたのかなと思います」
――ファンに向けて一言お願いします。
「本当に今日は寒い中応援していただいて、ここまで来られたのもファンの力を感じましたし、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
――後輩に向けて一言お願いします。
「多くのファンの方がいるので、この環境でできることはしっかり感謝して、学生生活思い切り楽しんでください」
――次のステージへの意気込みお願いします。
「次のステージでも自分らしさをしっかり出して、明治で培ったものを体現していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[井垣友希]
◆伊藤 耕太郎(いとう・こうたろう)商4、国学院栃木高、176センチ、86キロ
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