(104)全国大学選手権決勝・試合後コメント 佐藤大地

2024.01.14

 2024年1月13日。廣瀬組は5年ぶりの日本一を目指し全国大学選手権・決勝へ挑むも、最終スコア15―34と優勝はかなわず、2年ぶり13度目の準優勝で幕を閉じた。試合後、最後まで全力で戦い抜いた紫紺の戦士たちは何を思うのか。スタメン選手15人にお話を伺った。

 

 第5回は右ロック佐藤大地 (法3=国学院栃木)選手のインタビューをお送りします。(この取材は1月14日に行われたものです)

 

――決勝戦を振り返っていかがですか。

 「前半は結構我慢比べをできていたのですが、後半は相手に波に乗られてしまって、そこから全然抜け出せず自分たちのいいアタックができなかったところで勝敗は分かれたと思います」

 

――天気はプレーに影響しましたか。

 「後半はボールが滑るようになって、相手も味方もボールを落とすことが増えてそこのミスボールへの反応は良かったですが継続したアタックができなかったです」

 

――スクラムを振り返っていかがですか。

 「スクラムは相手の重みもあったんですけど、そこまで押されているイメージはなかったです。自分たちのセットアップはできていたと思います」

 

――ラインアウトを振り返っていかがですか。

 「ラインアウトはファーストから良い精度でできていなくて、ラインアウトからいいアタックができてなかったです。ディフェンスはいつも選手権、対抗戦で競り勝つことができていたのですが、今回は最後の一本しか競ることができず悔しいです」

 

――対抗戦に比べて全体的な手応えはありましたか。

 「対抗戦では悪い展開になったときにみんな黙ってしまい、コミュニケーションが取れていなかったのですが、選手権ではみんなでずっと盛り上げ続けて、コミュニケーションを取り続けて盛り下がることがなかったです」

 

――ホーンが鳴った瞬間、どのような気持ちでしたか。

 「4年生に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。一緒に優勝したくて、耕太郎さん(伊藤・商4=国学院栃木)は高校からずっと一緒にラグビーしてきて、高校でも優勝できなかったので耕太郎さんと一緒に優勝したかったです」

 

――試合後は先輩とどのような話をされましたか。

 「今までありがとうとかこれからも頑張ってねとかお互いの励まし合いをしていました」

 

――伊藤耕選手とは何を話しましたか。

 「僕たちは来年もあるので来年も頑張ってねという話をしました」

 

――4年生に伝えたいことはありますか。

 「1年生からペガサスに携わってきて、たくさん面倒みてきてもらって、こういうときも励ましてくれてうれしかったです」

 

――今シーズンを振り返っていかがですか。

 「『ONEMEIJI』と掲げていた分昨年度よりも先輩や後輩とのコミュニケーションが増えて、それを取れていたので『ONEMEIJI』を体現できていたかなと思います」

 

――来シーズンに向けて抱負をお願いします。

 「来シーズンは対抗戦から優勝します」

 

――ありがとうございました。

 

[保坂啓太郎]

 

 

佐藤 大地(さとう・だいち)法3、国学院栃木高、183センチ・99キロ