
(195)箱根駅伝報告会4年生コメント
箱根駅伝(以下、箱根)レース後に行われた報告会では、卒業する4年生から大学4年間の思いと競走部へのメッセージが送られた。ここでは惜しくもエントリーメンバー外となった4年生6人と、競走部を支え続けた長距離ブロックマネジャー2人のコメントをお届けする。
山内智幸(理工4=愛知県私立愛知)
山内
「僕自身、4年間思うように結果を出すことができなくて、正直辛い思いをたくさんしましたが、同期や先輩後輩を含め、サポートや応援をしてくださる方々のおかげで4年間競技を続けることができました。本当は結果を出して恩返ししたいという思いがあったのですがそこはかないませんでした。ですが、今後も競技を続けようと思っているので、そこでしっかりタイムを出して、感謝を形として表すことができるように頑張りたいと思います。4年間本当に応援ありがとうございました」
新野冴生(文4=日野台)
新野
「2日間応援ありがとうございました。私はスポーツ推薦ではなく一般入部というところで、園原さん(健弘監督)や山本佑樹前駅伝監督のサポートもあって入部することができました。他大学だったらもしかしたら陸上競技を続けることができなかったかもしれない立場だったので、そういったところでチームのスタッフ、仲間にサポートしていただけたことを非常にうれしく思います。そういった中で自分自身思うようにいかないことも多々ありましたが、4年間競技に向き合えたことを誇りに思っています。また、大会会場に行けばファンの方が声援を送ったり声を掛けてくれたりして、そういった一つ一つの声援というのが非常に励みになりました。4年間本当にありがとうございました」
角南隆行(商4=倉敷)
角南
「4年間で思うような結果は残せませんでしたが、チームの一員としてここまでやってこられたのは同期後輩先輩と、本当にチームの仲間のおかげです。チームの雰囲気はどこの大学にも負けていないと思っていて、僕自身競技を続けることができたのはこれが一番大きな理由かなと思っています。今後も後輩たちにはチーム一丸となってやってほしいですし、結果が今は出ていなくても出せるチームだと思っているので、今後もしっかり頑張ってほしいと思います。2日間応援ありがとうございました」
吉川陽(営4=西脇工)
吉川陽
「私は昨年9月の末に捻挫をしてしまって、そこから意外と長引きまして12月に走り始めることができました。正直箱根まで1カ月というところで気持ち負けをしてしまったのがまだまだ自分自身の弱さかなと思います。4年間やってこられたのも、先ほどみんなも言っていましたが同期のおかげだったり、僕自身元々後輩はあまり得意ではないんですけども、かなり後輩に助けられた部分があって、そういったところで非常に感謝しています。また特に佑樹さんにはお世話になって、1年生の頃からいろいろと迷惑を掛けてきたんですけど、佑樹さんの指導というのは全然間違っていないと思いますし、豪さん(山本駅伝監督)の指導も間違っていないと思います。後輩たちにはしっかりとトラックシーズンや夏合宿をやってもらって、僕たちの思いを背負って頑張ってほしいなと思います。応援ありがとうございました」
杉田真英(農4=佐久長聖)
杉田
「箱根に絡むことは4年間で一度もありませんでしたが、このチームで4年間競技を続けてこられたのは本当に誇りに思いますし学ぶことも多かったです。後輩たちはこれからまた目標に向かって頑張ると思うので、変わらぬご声援のほどよろしくお願いします。本当にありがとうございました」
城戸洸輝(情コミ4=宮崎日大)
城戸
「自分もここにいる同期と一緒で4年間一度も箱根に絡むことはありませんでした。それでも佑樹さんや豪さん、園原監督のおかげで何とか4年間競技を行うことができました。佑樹さんや豪さんにも非常にお世話になったのですが特に園原さんに関しましては、自分が1年生ですぐにケガをしてしまって、なかなか試合自体出ることが本当に少なかったんですけども、それでも練習で会うたびに『期待しているぞ』というようにいつも声を掛けてくださって、4年間箱根を走ることもできなくて本当に一番お世話をお掛けしたなと思っています。また佑樹さんも自分たちを約4年間育ててくれて、その中で自分たちが最上級生という立場でシード権を佑樹さんにも見せてあげられなかったというのは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも、特に同期に恵まれたおかげで、そういった人たちに対して恩返しをするために毎日練習に取り組むこともできたので、非常にいい4年間を過ごしたと思っています。
自分は今後もありがたいことに陸上競技を続けさせていただきます。自分は先ほど言った通り箱根も走っていないですし結果もないんですけども、佑樹さんのおかげで実業団で競技を継続させてもらえることになっています。まずはそういった方たちの縁というのも大事にしながら、今後も明治大学競走部を影ながら応援して自分も実業団で活躍したいと思っています。4年間非常にお世話になりました。ありがとうございました」
齋藤司主務(商4=城南静岡)
齋藤司
「まずはじめに、2日間ご声援いただきありがとうございました。結果としては悔しい結果には終わってしまいましたが、特に復路で8区を走った綾(一輝・理工1=八千代松陰)を中心に下級生が多く今回の箱根は出走しましたので、この経験を必ずや次に生かしてくれると考えています。そして昨年の報告会でも同じような感想を申し上げたのですが、2日間運営管理車に乗っていてやはり明治大学を応援してくださっている方が本当に多いと感じています。箱根予選会の際も明治大学が一番のぼり旗の数が多かったと思いますし、本当にどの区間を走っていてもいろいろなところから明治を応援してくださる声やのぼり旗をたくさん見つけました。
僕は今回で引退ですのでもう箱根で運営管理車に乗ることはありませんし、結果が伴わないとどうしても批判されてしまうことはありますが、それ以上に本当にチームのことを思って応援してくださっている方が多いということを決して忘れずに後輩たちには来年も挑戦してほしいと考えています。改めまして、2日間応援いただきありがとうございました」
新藤陸マネジャー(商4=山手学院)
新藤
「2日間応援ありがとうございました。私は一般入部で、主務の齋藤とは違ってみんなと寮生活をしていなかったので、週に会える回数もあまりなかった部分がありました。そういったところで、常々佑樹さんや豪さんから『強いチームはマネジャーがしっかりしていたり、マネジャーがチームを強くすることもできるんだぞ』と言ってもらっていたんですけども、その中で齋藤に負担を掛けてしまったところもあったなと、今この競走部生活を振り返って感じています。今回シード権をまた獲得できませんでしたが、本当にエントリーメンバーの16人全員が非常にいい練習をできていましたし、強い後輩たちもたくさん残るので、今後とも明治大学競走部の応援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました」
[覺前日向子]
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