
(176)箱根駅伝事前インタビュー⑭/斎藤拓海
いよいよ目前に迫った箱根駅伝(以下、箱根)。3大会連続でシード権を逃している明大は、全日本大学駅伝予選会敗退や駅伝監督の交代など変革を迫られた1年に。それでも、4年ぶりのシード権獲得と総合8位以上という目標は揺るがない。箱根を前に、選手たちの決意がにじむコメントをお届けする。
第14回は斎藤拓海(政経4=市立船橋)のインタビューです。(この取材は12月19日に電話で行われたものです)
――現在のコンディションを教えてください。
「現在のコンディションは十段階で九ぐらいまで上がってきています。練習において箱根駅伝予選会の時期にできなかった練習ができていて、調子も良いです」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「チームの雰囲気としては箱根で8番以内を取ろうという雰囲気はありますが、張り詰めた感じではないです。最後はケガとか風邪とかをしないで生き残った人がそのまま走れるので、本当にみんな気合いが入っています」
――箱根まで残り数日ですが心境を教えてください。
「近づくにつれて走りたい気持ちがどんどん強くなっています」
――レースに向けて準備していることはありますか。
「上尾シティハーフマラソンの反省として後半に集中できなかった原因をエネルギー不足だったと考えています。なので、レース前の栄養の摂取の仕方に気を使って、栄養を取るだけじゃなくて栄養の吸収を良くするためのサプリも取るようしています」
――今年度を振り返ってください。
「今年1年間は箱根で区間賞を取るという目標を立ててやってきました。具体的に取り組んだこととしては栄養面に気を使いました。昨年度は怪我が多かった理由としてご飯をあまり食べてなくて栄養も偏っていました。食べてなかったのは体重が増えるのが怖かったからですが、結果として体重が軽くて冬場はケガせずに乗り越えられたのでメンバーにこそ入れましたが、ぎりぎりの状態でいつケガしてもおかしくない状態でした。4年目はケガせず継続して練習したかったのでしっかりご飯を食べて、ケガせずに練習することを第一に取り組みました」
――明大での四年間を振り返って成長したと感じるポイントはありますか。
「成長した点は物事に考えて取り組むようになったことです。高校時代は陸上やっていてもとにかくがむしゃらに練習を頑張っていました。大学は高校ほど一人一人にしっかり指導が入るわけではなかったので、自分で考えてやんなきゃいけない環境でどうやったら速くなれるかを考えました。これをやろう、あれをやろうと計画を立てて自分でそれを習慣にすることができるようになったので、そこが一番成長したところだと思います」
――箱根に対してはどのようなイメージを持っていますか。
「憧れの場所です」
――走りたい区間を教えてください。
「8区です」
――理由を聞かせてください。
「自分は登りが得意で8区は後半に坂があるので、走りのタイプと照らし合わせた時に比較的走れると思ったからです」
――箱根に向けた意気込みをお願いします。
「陸上人生最後の大会になるので今までやってきた全てをぶつけて、悔いのないようにしたいと思います」
――ありがとうございました。
[大橋英晃]
12月21日発行の明大スポーツ第534号(箱根駅伝特集号)のご購入フォームはこちらから!
第100回箱根駅伝まであと4日。
関連記事
RELATED ENTRIES