(175)箱根駅伝事前インタビュー⑬/児玉真輝

2023.12.29

 いよいよ目前に迫った箱根駅伝(以下、箱根)。3大会連続でシード権を逃している明大は、全日本大学駅伝予選会敗退や駅伝監督の交代など変革を迫られた1年に。それでも、4年ぶりのシード権獲得と総合8位以上という目標は揺るがない。箱根を前に、選手たちの決意がにじむコメントをお届けする。

 

 第13回は児玉真輝(文4=鎌倉学園)のインタビューです。(この取材は12月5日に電話で行われたものです)

 

――現在のコンディションを教えてください。

 「合宿後なので疲労はあるんですけど、コンディションとしては4年間の中では一番状態が良いと思います」

 

――以前の取材で寒い時期が苦手とおっしゃっていましたが、そこに関してはいかがですか。

 「今年は割と気温が高いので助けられている部分はあります。富津も寒い中ではあったんですけどしっかり練習はできています」

 

――現在のチームの雰囲気を教えてください。

 「箱根に向けて実践的な練習ができていて、いい雰囲気だと思います」

 

――いい雰囲気でできている具体的な要因はどのようなところにあると思いますか。

 「本当にいい練習を多くの人ができているので、練習できるとおのおのの自信も付きますし、それがチームの勢いにつながって雰囲気が良くなっていると思います」

 

――駅伝監督の交代によって、この時期においての昨年度からの変更点はありましたか。

 「昨年度までは富津合宿は夏合宿の2次合宿と同じくらいの位置付けでやっていたんですけど、今年度は3次合宿みたいな意図でメニューが組まれていて、たくさん走るというよりはある程度ボリュームは確保するけど、箱根に向けて実践的な質の高い練習もしていくような意図があり、そこが一番の変わった点だと思います」

 

――変更点に対して児玉選手自身の感触はいかがですか。

 「豪さん(山本駅伝監督)に変わってから全体的にはっきりしていて分かりやすくて、すごくやりやすいのでそういう意味では感触は結構良いですね」

 

――チーム内で調子が良いと感じる選手はいらっしゃいますか。

 「1年の大湊(柊翔・情コミ1=学法石川)が結構良いかなと思います。練習が安定してしっかりこなせているのと、1年生なんですけど積極的に引っ張ったりして、やっぱり引っ張るのはある程度力がないとできないので、それをできるということは力がある証拠だと思います」

 

――希望区間を教えてください。

 「希望区間は2区です」

 

――どのようなレースプランを想定していますか。

 「10キロを28分20秒から30秒くらいでできる限り余裕を持って通過して、その後は1キロを2分55秒に近いタイムで粘るっていうのが、単独走する場合のプランです。集団走だったらとにかく集団に付いていって権太坂が終わったくらいからが勝負になるので、そこまではしっかり力をためて走って後半勝負でいきたいと思っています」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「自分の力を出し切って、悔いの残らないようにしたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[島田五貴]

 

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第100回箱根駅伝まであと4日。