
(174)箱根駅伝事前インタビュー⑫/溝上稜斗
いよいよ目前に迫った箱根駅伝(以下、箱根)。3大会連続でシード権を逃している明大は、全日本大学駅伝予選会敗退や駅伝監督の交代など変革を迫られた1年に。それでも、4年ぶりのシード権獲得と総合8位以上という目標は揺るがない。箱根を前に、選手たちの決意がにじむコメントをお届けする。
第12回は溝上稜斗(商3=九州学院)のインタビューです。(この取材は12月15日に電話で行われたものです)
――今のコンディションはいかがですか。
「11月は3レースに出てその中で練習もボリュームを持たせてやっていたので、今は少し疲れが出て富津合宿も調子が落ちていました。徐々に疲労も抜け、上がってきているので1月2日、3日にピークに持ってこられればいいという感じです」
――エントリー発表された時の心境を教えてください。
「安心感はありましたが、自分の中ではエントリーされることが目標ではなかったので通過点だという感じでした。もう一回気を引き締めようという感じで捉えています」
――箱根とはどのような大会でしょうか。
「箱根はやはりずっと目標にしてきた大会なので、特別な思いがあります。ですが自分は割と気持ちが入りすぎると空回りしてしまうタイプなので、そこは意識的に今まで通りのレースと一緒だと考えるようにしています」
――今年度1年間を振り返っていかがでしたか。
「春シーズンは良い感じに歯車も回っていろいろな経験ができて良かったのですが、箱根駅伝予選会(以下、予選会)でつまずきました。そこからしっかり立て直すことはできましたが、やはりあそこで予選会を走れなかったことを今でも後悔しています。ですが、1年間を通して予選会の前に体調不良がありながらもしっかり1年間主力として、最終的に箱根の16人のエントリーメンバーに入れたので昨年度と比べてすごい成長できたと思います」
――チームにおける役割は何でしょうか。
「自分の秋シーズンの成績を見ればつなぎとしていて区間をつないでくれればという考えがみんなあると思います。ですが、自分の中ではつなげばいいという気持ちではなくて去年の杉さん(彩文海・文4=鳥栖工)みたいに攻めの走りをしたいと思っています」
――意気込みをお願いします。
「佑樹さん(山本元駅伝監督)が今回の箱根でチームを離れられると思いますが、自分は入学してきた時に学年で一番タイムが遅く、ここまで成長できたことは佑樹さんのおかげですし、すごく恩を感じています。自分は佑樹さんに対しての恩返しという意味でも箱根を頑張りたいと思っています」
――ありがとうございました。
[原田青空]
12月21日発行の明大スポーツ第534号(箱根駅伝特集号)のご購入フォームはこちらから!
第100回箱根駅伝まであと5日。
関連記事
RELATED ENTRIES