
(169)箱根駅伝事前インタビュー⑦/堀颯介
いよいよ目前に迫った箱根駅伝(以下、箱根)。3大会連続でシード権を逃している明大は、全日本大学駅伝予選会(以下、全日本予選)敗退や駅伝監督の交代など変革を迫られた1年に。それでも、4年ぶりのシード権獲得と総合8位以上という目標は揺るがない。箱根を前に、選手たちの決意がにじむコメントをお届けする。
第7回は堀颯介(商2=仙台育英)のインタビューです。(このインタビューは12月17日に電話で行われたものです)
――現在のコンディションはいかがですか。
「前回の箱根前に比べていい練習が積めているので、自信を持ってスタートラインに立てると思います」
――具体的にどのような練習や準備をされていますか。
「自分は6区を走る可能性が高いと思うのですが、山に向けて寒さ対策やスピード練習は重点を置いてできています」
――6区を希望する理由はありますか。
「下りが自分の中で得意だと思っているのと、前回区間8位と悔しい思いをしたので、今回は最低でも区間5位以内を目指して頑張りたいと思います」
――残りの期間をどのように過ごされますか。
「山本豪駅伝監督が出してくれている練習メニューをしっかり理解して取り組んでいけば大丈夫だと思っているので、変に気負いすぎず今まで通りやっていきたいと思います」
――2年連続のエントリーとなりましたが、昨年度と比べて成長したと感じる点はありますか。
「昨年度は長い距離に対応できていなかった印象で、ハーフマラソンもあまり良いタイムでは走れなかったです。ですが今年度はハーフマラソンで自己ベストも更新して、距離に対して慣れてきたというか自分の持ち味が出せるようになってきたかなと思います」
――この1年間を振り返っていかがですか。
「良くも悪くもないというか、いい思い出は特になく、苦しい1年でした。競技的にも生活的にも今までの陸上人生の中でかなり苦しい方ではありましたが、その中で自分の反省すべき点や成長をしっかり確認できたのでそれは良かったです」
――具体的にどういった点が苦しいと感じましたか。
「まずは全日本予選で自分の走りがチームの予選会突破に関して大きな足かせとなってしまったというか、チームに迷惑をかけた部分があったからです。あとはチーム内での立ち位置が少し難しかった1年かなというのは感じます」
――チーム内で調子のいい選手は誰ですか。
「大湊(柊翔・情コミ1=学法石川)と馬場(勇一郎・商4=中京大中京)さんです。大湊は高校の時から強い選手だったのですが、大学に入ってからロードでの力がすごく付いてきたというのは感じていて、他大学に負けないルーキーなのかなと感じています。馬場さんの方は元々中距離選手なので長距離はやってこなかった中で、長距離に移行してから半年という短い期間でメンバー入りもしているので、すごく努力したんだなと思いました」
――4年生に対する思いを教えてください。
「今年に入ってから、杉(彩文海・文4=鳥栖工)さんと馬場さんにはお世話になっているのですが、その2人は最後の箱根ということで一番の恩返しはシード権を獲得することだと思うので、貢献できるように自分の仕事をしっかり果たしたいと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「まだ決まっていないのですが6区ということで話すと、復路のスタートということでチームにいい流れを作ることと、どんな状況で渡されたとしてももう一度勝負できる位置に戻せるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[加藤菜々香]
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第100回箱根駅伝まであと7日。
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