(167)箱根駅伝事前インタビュー⑤/吉川響

2023.12.25

 いよいよ目前に迫った箱根駅伝(以下、箱根)。3大会連続でシード権を逃している明大は、全日本大学駅伝予選会敗退や駅伝監督の交代など変革を迫られた1年に。それでも、4年ぶりのシード権獲得と総合8位以上という目標は揺るがない。箱根を前に、選手たちの決意がにじむコメントをお届けする。

 

第5回は吉川響(文2=世羅)のインタビューです。(このインタビューは12月4日に電話で行われたものです)

 

――現在のコンディションを教えてください。

 「今のコンディションは去年よりも全然調子が良くて、夏合宿からずっと練習を行えているので、去年よりは確実に調子がいいですね」
 

――今年1年を振り返っていかがでしたか。

 「前半シーズンの関東学生対校選手権ではまだ調子が上がり切っていなかったんですけど、夏合宿前ぐらいから徐々に調子も上がってきて、箱根予選会も出場させていただいたり、今もこうして富津合宿で練習も積めているので全体を通すとすごくいい方かなと思っています」
 

――前回の箱根は今振り返るといかがでしたか。

 「本当にすごく苦しい走りだったのと、全然いいタイムで走れなかったなというのを今でもずっと感じています。やっぱりもう1回リベンジしたい気持ちがあります」
 

――当時の課題はありましたか。

 「1年生の時の箱根は序盤の登りからすごく苦しかったので、そこは余裕を持っていかなければならないなと思っていました。普段の練習の時も序盤に出し過ぎないようにというのを意識するようにはしています」
 

――山対策というのは、具体的にどんな練習をされていますか。

 「ジョグの時に登り坂があるコースを自分で走りに行ったり、あかがねハーフマラソンに招待されて登り坂を走ったり、そういう機会に積極的に参加して走るようにしています」
 

――吉川選手が考える、チーム内で調子がいい選手や期待する選手はいらっしゃいますか。

 「それこそ4年生の児玉さん(真輝・文4=鎌倉学園)はすごく調子もいいですし、最近だと2年生も全員調子が上がってきています。2年生はチームの軸になっていて、それは今後にもつながると思っています」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「総合8位以内に入ってシード権を獲得するというのがチーム最大の目標なので、そこに向かっていけるようにチーム一丸になって頑張っていきたいと思っています。個人ではまだ明大記録の更新なども達成できていないので、しっかりそういうところも狙って山登りで好走していきたいと思います」
 

――ありがとうございました。

 

[石井遥]

 

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第100回箱根駅伝まであと8日。