(70)全日本大学選手権 決勝京産大戦 試合後選手コメント④

2023.12.25

熊取谷一星(政経3=浜松開誠館)

――前半を振り返っていかがですか。

 「前半の序盤はチャンスもあったと思いますが、途中で自分たちが受け身になり、引いてしまった部分があったのでそこは前半の反省かなと思います」

 

――後半はどのようなことを考えて臨みましたか。

 「『後半は明治のサッカーをもう一度やろう、後悔なくやり切ろう』とハーフタイムに話していて。その意思がみんなそろい、前線からのプレスなどがうまくはまりましたし、得点も取れていいゲームだったと思います」

 

――1点目のアシストの瞬間、中村草太(政経3=前橋育英)の姿は見えていましたか。

 「ああいう位置でボールを持ったり、前を向いたときは草太を常に見とくということは自分の中で意識してたことなんで。うまく抜けてくれていいパスが出せたと思います」

 

――2枚のDFの間を通す形でアシストを果たしましたが、いかがですか。

 「草太もそこに走ってくれるので、自分は正確に通すだけでした。よく決めてくれたと思います」

 

――5冠を目標に掲げた中でのインカレ優勝となりましたが、いかがですか。

 「最初掲げた中で、インカレまで一つも取れていなかったですが、1番苦しんだのは樹さんだったと思います。主務の江口さんだったり、4年生がすごく苦しい思いをしていたので、やはりインカレは3年生が勝たせないといけないということを学年ミーティングでも話してました。草太が今日決めてくれたり、さまざまな選手が活躍して、4年生を優勝させてあげられたのでうれしいです」

 

――今年度の4年生はどんな学年でしたか。

 「個性が強いというか、一人一人が明るいキャラクターで。自分はそういう性格ではないですが、接してると面白いし、本当に親しみやすいなと思っています」

 

常盤亨太(法3=FC東京U-18)

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「ここまできたら優勝しか見ていなかったですし絶対に優勝したかったので、ほっとしています」

 

――シーズン後半になってスタメンに定着してきたと思いますが、1年間を振り返っていかがでしたか。

 「今年はシーズンインから全く試合に絡めず、リーグ戦もスタメン3試合だけという中で、インカレ前にチャンスをいただいた時にそこに懸ける気持ちは強かったですし、その練習試合でつかんだスタメンを絶対に離さないで自分が出た試合全て勝つという気持ちで挑んだのでそこが良かったと思います。しかし、もっとできたなという反省が多い1年でした」

 

――後半に2点取れた要因は何ですか。

 「前半は全く明治のサッカーができていなかったなというふうに思っていて、その中で後半残り45分しかない、これで4年生を引退させてはいけないと思いました。残りの45分で明治のサッカーを表現しようという入りで全員の頭がそろって、自分たちの真骨頂はハイプレスだと思うので、ハイプレスで一つ矢印がそろったことでうまくいったのかなと思います」

 

――最後ホイッスルが鳴って優勝が決まった瞬間というのはどういった思いでしたか。

 「自分は個人的に中学3年次の高円宮杯全日本ユース選手権という大会と高校3年次の日本クラブユース選手権、昨年度の全日本大学新人戦という全国の決勝の舞台で3回負けていて、ここでみんなに優勝させてもらうことができました。思っていたよりあっけないなという印象で、3回分の悔しさはありましたが優勝してみるとすぐ終わってしまったなと不思議な感覚になりました」

 

――今日で引退となった4年生への思いは何かありますか。

 「本当に4年生にありがとう、感謝しかないです。これまで3年間一緒にやってきましたが、本当にみんな優しい代でかっこいいし大好きなので『お疲れ様です』や『今までありがとう』という感じです」

 

――来年度4年生となりますが、意気込みはありますか。

 「今年は試合にあまり出られていなかった中で、来年度は勝負の年になると思うので絶対に自分が主力として試合に出て、明治というのはこういうものだということを表現し続けて、勝てるチームづくりや自分がチームを勝たせられるようになりたいなと思います」