
(68)全日本大学選手権 決勝対京産大戦 試合後選手コメント②
岡哲平(政経4=FC東京U-18)
――前半を振り返っていかがですか。
「前からのプレスが効いてなかったですし、それに対してディフェンスラインも付いてきて相手に真ん中のスペースを突かれてしまったので、改めて明治のサッカーであるハイプレスショートカウンター、三原則をもう一回やりました。本当に後悔ないようにやるだけだと(栗田大輔監督からは)言われました」
――岡選手にも途中惜しいシーンがございました。
「密かに狙ってたので、悔しいですけれどでも、チームが勝てたことがもう本当に何よりもうれしいです」
――守備陣としてクリーンシートでの勝利ですがいかがですか。
「ここにきて本当に3試合連続でクリーンシートできたことはうれしいですし、やっぱ後輩たちにやっぱゼロで抑えるところを見せられたかなと思います」
――栗田監督はどのような監督でしたか。
「本当に厳しいというか、自分と正直に話してくれるというか。もし甘えてたら、試合前日でもみんなの前で怒ってくれたので、そういう面でお世話になりましたし、本当に自分の甘さを取り除いてくれて。本当は自分で取り除かないといけないんですけど、口酸っぱく言ってくれてほんとに感謝しています」
――栗田監督から言われたことで覚えているような言葉はございますか。
「お前の甘さがチームの甘さになるって言われたことが印象深くて、(4年生である)自分の影響力は、1年生よりもあると思うので、まず自分がやる。人に言う前に、自分がやると言われたのが、印象的です」
――最高のクリスマスプレゼントになりましたか。
「はい(笑)。親から最高のクリスマスプレゼントありがとうって連絡が来てました」
――来年からはFC東京と加入しますが意気込みをお願いします。
「ルーキーだからといって遠慮せずに、開幕戦から出る気持ちでやっていきたいです。森重さん(森重真人・現FC東京)がインタビューで、『若手が要求してくれないと』と言ってたので、自分から積極的に話しかけてコミュニケーションをとってチームを引っ張るぐらいの気持ちでやりたいと思います。もうプレッシャーとかもありますけど自信をつけて、また新しいステージを頑張りたいと思います」
――ユース時代に一緒に戦った選手はプロになっていますが意識はしていましたか。
「本当に常に認識してましたし、佳史扶(バングーナガンデ佳史扶)とか大志(野澤大志ブランドン)とか誠二(木村誠二)とか。でも、誠二はもうサガン鳥栖に行っちゃって一緒にできないので。でも鳥栖行く時にラインで『東京、任せたぞ』って言われたので、『任せとけ』って。そんな感じです」
阿部稜汰(政経4=日章学園)
――ハーフタイムで修正して2点を取った後半に関してはいかがですか。
「ハーフタイムで、『もっと明治らしいサッカーをしよう』って栗田さん(大輔監督)も言ってましたし、自分たち自身、前半もプレスがかけれない場面がすごい多かったんで、後半の入りからは修正できたと思います」
――全日本大学選手権(以下、インカレ)では全試合に出場し、うれしい初得点もございましたが大会を振り返っていかがですか。
「自分自身この大会を明治だったり、今までお世話になった人たちだったりに恩返しする大会にしたいと思っていました。仙台大戦で得点も決めれましたし、やはり日本一という結果を出せたことが一番の恩返しになったと思います」
――4年生は期待をされていましたが苦しい期間もありました。最後は最高の形で終えられたことに関してはいかがですか。
「4年生は人間性の部分で監督から指摘される部分が多くて、今シーズンもそういう指摘を受けるのが多々あって、やっぱりそこを、樹(井上主将・法4=ヴァンフォーレ甲府U-18)を中心に4年生が一体となって、まず自分たちの人間性を変えて、チームを変えていこうと取り組んできました。リーグ戦では1、2年生が多く出てましたけど、インカレでは4年生が多く試合に出て優勝できたので1年間妥協せずに毎日を追求してきて良かったと思います」
――試合が終わった瞬間はどんな感情が込み上げましたか。
「うれしさですね。あとはもう4年間やりきったことが頭に浮かびました」
――今大会はこれまでより覚悟が違うといいますか、強い明治を見せてくれたように思います。リーグ戦とはどのような違いがありましたか。
「リーグ戦が終わってインカレに入るときに、やっぱりインカレはトーナメントですし、負けたら終わりという中で、みんなから『後悔するなよ』という声がどんどん出てきて、そう思うと一つ一つのプレーに懸ける思いがインカレでは強くなってそこが覚悟につながったと思います」
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