
(67)全日本大学選手権 決勝対京産大戦 試合後選手コメント①
井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)
――決勝と大会を振り返っていかがですか。
「まず、この大会が開催されたこと、今日こうして素晴らしいピッチの上で決勝戦が行われたことを本当にうれしく思いますし、大会関係者の皆さんに本当に感謝申し上げます。今大会はもちろん優勝を目指して全員でやってきて、1年間の集大成という中でやってきたんですけど、一戦一戦勝ち勝ちにこだわり続けたということで、簡単な試合はなかったですし、本当に難しい試合でした。チームで今までやってきたことや、自分たちが自信を持っているものや武器を、本当に思い切って出すだけでしたし、今日の決勝戦も本当に難しい試合でしたけど、ああいう形でエースが決めてくれて、チームも一つになった勝利だったかなっていう風に思います」
――試合を振り返っていかがですか。
「最初から圧力をかけて明治のサッカーをして、1、2点、3点と取るのが理想でしたけど、それができなくて自分たちから相手のペースに合わせてしまったところは反省点です。ハーフタイムに修正を加えて、もう一回明治らしいサッカーをやろうとハイプレスをかけ続けたことが得点につながってよかったです」
――今の明大には日本一を経験した代がいませんが、後輩に全国制覇を見せられたことに関してはどのようにお考えですか。
「自分たちも2019年の5冠を高校生の時に見て入学して、そういう姿を求めてきた中でリーグ戦(関東大学1部リーグ戦)は(昨年)優勝しましたけど、現実はそんな甘くなくて日本一のタイトルはなかなか取れませんでした。最後勝って後輩たちに絶対日本一を見せることがこれからの明治にとって大事でした。1位と2位じゃ大きな違いだと思うし、これからの明治のために、今日こうやって優勝で終われたのがよかったです」
――この4年間を振り返っていかがですか。
「1年の頃にケガをしたのはショッキングでしたけど、それがあったから今の自分があるかなというぐらい大きな出来事でした。いろいろな人に支えてもらってることや、試合を行うにあたっても裏方のサポートがあって成り立ってることにも気付けました。そういった意味では、ケガが自分にとってすごいプラスだったと感じています。いざ自分が試合に出る立場になった時にそういう気持ちが分かって、そういう人たちのために戦おうと思えたのは本当に大きく成長できた部分です」
――来年はどんな1年にしたいですか。
「自分は次のステージがあるとことは、本当にこの明治の4年間だったり、明治で熱いご指導くださった栗田(大輔)監督をはじめとするスタッフの方々であったりとか、先輩、そして一緒に戦ってくれた仲間たちのおかげだと思っているので、本当に感謝したいです。来年以降は明治で成長した姿を(プロでも)見せるのが自分の一番の目標でありますし、自分自身の挑戦とともに、そういった方々への恩返しができればと思います」
村上陽介(法4=大宮アルディージャU-18)
――前半はなかなか点が入らなかった中で、後半はハイプレスショートカウンターで得点を挙げ勝利しましたがいかがですか。
「もう中村(草太・政経3=前橋育英)はさすがって感じですね。まあ相当助けられましたし、今季、今日もチームのために走ってくれたなと。克幸(田中・商4=帝京長岡)も 後半から出てきて、やっぱさすがの左足を見せてくれて、4年生の力を見せてくれたなと思います」
――後輩たちに全国優勝の景色を見せたいという思いはありましたか。
「もうその思いだけでやってきたと言っても過言ではないので。明治のために勝ちたい、後輩に何か残したいっていう思いでやってきたのでそれがかなえられてすごくうれしいです」
――来季の明大を背負う後輩たちにメッセージをお願いします。
「間違いなく力はありますし、実際今日も中村、熊取谷(一星・政経3=浜松開誠館)常盤(亨太・法3=FC東京U-18)、上林(豪・商3=セレッソ大阪U-18)、内田(陽介・政経3=青森山田)、木内(達也・営3=鹿島アントラーズユース)がスタメンで出ていて、確実に力がある代だと思います。今年リーグ戦は取れなかったですけど、あのインカレは自分たち取れたので今度はリーグ戦、インカレ、大臣杯、天皇杯も全て取ってほしいなと思います」
――来季は古巣でもある大宮アルディージャでプレーしますがいかがですか。
「大宮でやれるのはすごく楽しみです。やっぱりあのユニホーム背負えることは自分にとっては、とてつもない誇りです。そのクラブ愛をすべて来季からは見つけられたらいいかなと思っています」
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