
(58)インカレ直前インタビュー⑬/村上陽介
12月7日より全日本大学選手権大会(以下、インカレ)が開幕する。今季は関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)で連覇を逃したものの、3位入賞を果たし14大会連続22回目の出場となるインカレ。明大の戦いは12月10日、関西学大との2回戦から幕を開ける。悲願の王座奪還へ。一戦の負けも許されない戦いが今、始まる。
今回はDF村上陽介(法4=大宮アルディージャU―18)のインタビューをお届けします。
――今季を振り返っていかがですか。
「不安なシーズンだったという一言に尽きると思います。けがもしていましたし治ってからも公式戦のピッチに戻ってこられなかったので不甲斐なかった印象です」
――明大での四年間はいかがでしたか。
「あっという間でした。全く後悔がないかというと、後悔している部分もあります。でも、明治に来てよかったって思うことがたくさんあった4年間だったと思います」
――下級生への思いをお聞かせください。
「3年生は、3年間一緒にやってきたこともあって仲もいいし、思い入れもある代です。試合に出ている選手も結構いますけど、最後は4年生が勝たせて来期につなげていってほしいと思っています。1、2年生は、思い切ってやるだけだと思うのでそこをうまく引き出せられればいいと思っています」
――同期への思いをお聞かせください。
「いろいろな仕事などもつらかったですが、それを共に乗り越えてきた仲間なので、最後はみんなで優勝して終わりたい思いが一番強いです」
――4年間で成長した部分はございますか。
「明治ではかなり対人の部分をやったので、1年生の時に比べたらとても成長した部分だと思います。また、明治のサッカーは〝前へ〟というかたちで、メンタルの部分もそうですし、サッカーも前に行くサッカーなので、全体的な意識が変わったとは思います。人間的なことは、いいところはいいしダメなものはダメだということを組織として指摘できないとどんどん弱体化してしまうと思います。人間性の部分ですごく幅が広がった4年間だったと思います」
――インカレは去年のリベンジの意味もあると思いますがいかがですか。
「去年のインカレの時はけがをしていて負けた瞬間にも立ち会えなかったので、今こうやってサッカーができること自体がすごく幸せだなと思っています。まずはそこに感謝して、どんな立場だろうと優勝に向けてやるだけかなと思います」
――栗田大輔監督はどのような監督でしょうか。
「サッカーがすごく好きな方だと思います。明治大学体育会サッカー部は、プロの養成所ではなくて、人間形成の場であるという言葉通りの指導をしてださる監督だなと感じます」
――プロ入り後の目標をお聞かせください。
「自分がチームを上にいかせる起爆剤のような存在になりたいです。そのためには、明治でやっていることをそのままやれるかだけだと思うので、明治で培った土台を軸に上乗せしていきたいと思っています。その上で、J1でプレーして海外に出ていきたいと思っています」
――インカレの意気込みをお願いします。
「目標は優勝することです。一戦一戦戦い、最後の12月24日に優勝して笑顔で終われるように頑張りたいと思います。またこの1ヶ月は明治の4年生として日々を100パーセントで過ごして、明治と後輩たちに何かを残せればいいなと思います」
――ありがとうございました。
[田上愛子]
◆村上 陽介(むらかみ・ようすけ)法4、大宮アルディージャU―18、184センチ、78キロ
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