
(53)インカレ直前インタビュー⑧/山崎稜介
12月7日より全日本大学選手権大会(以下、インカレ)が開幕する。今季は関東大学1部リーグ戦で連覇を逃したものの、3位入賞を果たし14大会連続22回目の出場となるインカレ。明大の戦いは12月10日、2回戦から幕を開ける。悲願の王座奪還へ。一戦の負けも許されない戦いが今、始まる。
今回はFW山崎稜介(政経4=清水エスパルスユース)のインタビューをお届けします。
――今季を振り返っていかがですか。
「チームとしては、リーグ戦で立て直すために矢印の方向をそろえて修正していけたというのは良かったと思います」
――4年間のサッカー生活を振り返っていかがでしたか。
「4年間ほとんどケガで思うように行かない時が多く、悔しくて苦しかった時間が多かったですが明大サッカー部の一人として、立場に関係なく全力でやるということをしっかりやろうと思いました。サッカーでは思うようにいきませんでしたが、いろいろなことを学べたり感じたりできたので、そういった面では良かったと思います」
――4年間で成長したと感じる部分はございますか。
「サッカーができなかった分、チームを支えることが多かったです。今まではそういう部分を知らずにサッカーをやってきましたが、表に見えない部分に多く関わる機会があったことで、サッカーだけに限らず物事には陰で支えてくれている人やものなどがあったということに気づけたことは、成長できたと思います」
――明大に入学した理由を教えてください。
「自分が高校3年生の時に、明治が5冠をした代だったのでそのインパクトが強かったこともありますし、練習参加した時に、全てにおいてのレベルの高さにとても衝撃を受けて、ここでなら成長できると思い入学を決めました」
――栗田大輔監督の言葉で印象に残っている言葉はございますか。
「自分が1、2年生の時に言われた『たかがサッカー、されどサッカー』という言葉が印象に残っています。サッカーをやっていない社会の人たちにとって、サッカーというものはすごく小さなものだとおっしゃっていました。それが『たかがサッカー』ということの意味で、自分が十数年間もしてきた大好きなサッカーは社会にとってすごく小さなものなのでサッカーをやっている意味を考えさせられました」
――監督やコーチへの思いをお聞かせください。
「4年間サッカー部や自分たちのために全力で向き合ってくださった監督たちのために、最後のインカレで結果でもそれ以外の部分でもしっかりチームを勝たせられるように、全力でやりたいと思っています」
――同期への思いをお聞かせください。
「1年生の頃からつらいこともうれしいことも全て一緒に味わってきた大切な仲間なので、最後は絶対に優勝して、キャプテンを胴上げしたいです」
――インカレへの意気込みをお願いします。
「なにがなんでも明治のため、監督のため、井上樹(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)のために、優勝したいと思います」
――ありがとうございました。
[田上愛子]
◆山崎 稜介(やまざき・りょうすけ)政経4、清水エスパルスユース、169センチ、69キロ
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