
(48)インカレ直前インタビュー③/金誠敏
12月7日より全日本大学選手権大会(以下、インカレ)が開幕する。今季は関東大学1部リーグ戦で連覇を逃したものの、3位入賞を果たし14大会連続22回目の出場となるインカレ。明大の戦いは12月10日、2回戦から幕を開ける。悲願の王座奪還へ。一戦の負けも許されない戦いが今、始まる。
今回はMF金誠敏(情コミ4=FC東京U―18)のインタビューをお届けします。
――明大での4年間を振り返っていかがですか。
「個人的には、うれしい時間より、悔しい思いをした時間が多かったです。自分の同期が1、2年生の段階から試合に出ていている中で、試合に絡めなかったという悔しさが印象に残っています」
――4年間で成長したものはございますか。
「伝えてくださった言葉の表面的なことだけではなくて、メッセージの中にこもっている、本当の意味を自分の中で、しっかり噛み砕いて、理解できるようになりました」
――4年間での思い出や、エピソードはございますか。
「思い出は、1、2年生の頃の雑務です。1年生は、チームの中で仕事をするんですけど、同期で助け合いながら、なんとかやりきったっていうのが1番の思い出です」
――同期への思いをお聞かせください。
「この同期で良かったなっていうのは、率直にあります。自分がうまくいってない時に、支えてくれた存在でした。この同期じゃなかったら、自分はここまでは成長できてなかったと思うので、素直に感謝しています。同期と最後のインカレで、笑って終わりたいです」
――栗田大輔監督はどのような人ですか。
「栗田監督に会っていない自分が想像できないほど、影響をもらえました。4年間の中で、厳しい指導が多かったですが、その中に愛があって、シチュエーションにあう最適な言葉を毎回掛けてくださったことに感謝しています」
――栗田監督に言われて印象に残っている言葉はございますか。
「練習参加の時に掛けていただいた『チャンスをものにする力っていうのは、情熱と強い意思によって身に付くものだ。』という言葉を覚えています」
――インカレを目前にしたチームの雰囲気はいかがですか。
「インカレもそうですし、下級生にも全国規模の試合があるので、一人一人が、今できることや、今やらなければいけないことに真剣に向き合って頑張っているので、雰囲気的にはかなり良いと思います」
――最後に、インカレの意気込みをお願いいたします。
「インカレは、僕たちの集大成ですし、一人でも多くの人に明治のサッカーを見てほしいです。自分たちの4年間積み上げてきたものを持って戦いたいです。試合に出れない時だったり、メンバーから外れたりすることもあると思います。そういう時でも、4年生として、後輩たちに背中で見せたいです。そしてやっぱり、最後は笑って終わりたいです」
――ありがとうございました。
[岩田英佑]
◆金 誠敏(きむ・そんみん)情コミ4、FC東京U―18、178センチ、72キロ
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