
(47)インカレ事前インタビュー②/山部ちひろマネジャー
12月7日より全日本大学選手権大会(以下、インカレ)が開幕する。今季は関東大学1部リーグ戦で連覇を逃したものの、3位入賞を果たし14大会連続22回目の出場となるインカレ。明大の戦いは12月10日の2回戦から幕を開ける。悲願の王座奪還へ。一戦の負けも許されない戦いが今、始まる。
今回はマネジャー山部ちひろ(国際4=桐朋)のインタビューをお届けします。
――明治はどんなチームですか。
「冬のセカンドチームの全国大会に帯同させてもらった時にどんな立場でもチームのために表裏なく頑張れる、全員が明治に対して嘘のない愛情を持って動いているというところにすごく衝撃を受けたのを今でも覚えています。どの立場でも、それぞれができることを頑張れるチームだと思います」
――4年間で成長した部分はありますか。
「高校3年生まで約10年間サッカーを選手としてやってきたのですが、選手としてやっている時は、筋トレや朝練は、チームのためというよりも自分のための努力という認識でした。しかし明治に来てからはチームのために努力できるようになったことが、自分の中での一番の変化だと思います」
――監督の言葉で印象に残っている言葉はありますか。
「セカンドチームの選手たちに『日本で2番目に強いチームはどこだ』という問いかけをよくされています。最初は他大学の名前を挙げる選手もいますが『いや、それは違う』ということをおっしゃいます。『日本で2番目のチームはお前らだ』と、トップに上がれず下層にいる感覚を持っているであろうセカンドチームの選手たちに、この言葉を掛けています。選手たちの気持ちの引き出し方が素晴らしい監督がいらっしゃるからこそ、どんな立場でも選手たちがチームのために頑張れる特性をつくり上げられると思います」
――選手はどのような存在ですか。
「私が頑張れる理由です。自分のためではない人のための努力だと、その対象が好きじゃないとこうしたいっていう思いも湧いてこないと思います。それでも自分から努力したいという気持ちが出てくるのは、本当に選手やチームが好きだからだと思います」
――同期マネジャーへの思いを聞かせてください。
「4年生になって主務という役割になって、苦戦しながらも頑張っていると思っています。選手たちの信頼もどんどん厚くなっていますし、一番犠牲心を持って頑張っているなという風に思います。その努力は最後のインカレで報われてほしいですし、一緒に日本一になりたいです」
――理想のマネジャー像を教えてください。
「マネジャーもそのチームの一員なので、 選手たちから信頼してもらえるマネジャーが理想です。試合に負けた後に本気で悔しがっている姿や試合前に全力でサポートしようとしている姿勢など、明治が大好きという気持ちが現れる部分にすごく動かされてきたので、明治に対する思いを姿勢で示せるマネジャーが理想のマネジャーです」
――マネジャーとしてインカレの意気込みをお願いします。
「私たちの代は、まだ日本一という景色を見ることができていません。今シーズンも滑り出しは良かったですが、今季関東大学1部リーグ王者の筑波に負けた悔しい気持ちがあります。最後はチーム全員で笑って終われるように、日本一になれるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[田上愛子]
◆山部 ちひろ(やまべ・ちひろ)国際4、成立学園
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