
(147)MARCH対抗戦2023事後インタビュー③/石堂壮真、窪田悠人、室田安寿、井坂佳亮
箱根駅伝(以下、箱根)に出場するMARCH5大学が顔をそろえた今大会。ハーフマラソンと比べてスピード勝負のレースが繰り広げられる1万メートルで多くの選手が積極的な走りを披露し、自らの実力を示した。白熱したレース後に行われたインタビューの模様をお届けする。
第3回は石堂壮真(政経1=世羅)、窪田悠人(政経2=沼津東)、室田安寿(情コミ2=宮崎日大)、井坂佳亮(商2=水城)のインタビューです。
石堂
2組 9着 29分53秒96 自己ベスト
――今回のレースの振り返りをお願いします。
「11月初旬に体調を崩してから以来のトラックレースで、最初は良い感じで走ることができたのですが、終盤は思うように走れずに粘れなかったことが反省点です」
――対抗戦の位置付けをはどのように考えていましたか。
「10日前に世田谷246ハーフマラソン(以下、世田谷ハーフ)に出たのですが、そこで不甲斐ない走りをしてしまいました。トラックレースで距離も短くなるということで自己ベストを目指して走りました」
――今回得られた収穫と課題をお願いします。
「収穫は序盤、先頭の方で勝負できたことです。課題は中盤の落ち込みで、距離をしっかり踏んで直していきたいです」
――今後に向けた意気込みをお願いします。
「まずは箱根のメンバー16人にしっかりと入れるように頑張って、強い先輩や同期にしっかり食らいついて調子を上げていきたいと思います」
――ありがとうございました。
窪田悠人(政経2=沼津東)
窪田
2組 11着 29分56秒01
――レースを振り返っていかがですか。
「5000メートルまでは想定通りのペースで入れたので良かったのですが、中盤に結構ペースが落ちてしまったのでそこが課題だと思います」
――レースプランはどのように考えていましたか。
「5000メートルまで突っ込んで入って、どれだけ耐えられるかというのが自分の中で考えていたプランでしたが、色々と課題が見えたレースなのかなと思います」
――強化していきたい部分はありますか。
「とにかく中盤で自分からペースが落ちてしまうのでそこを耐えられるような気持ちを作っていこうと思います」
――今後に向けた意気込みをお願いします。
「世田谷ハーフからだんだん調子が良くなっていると思うので、今後も箱根に向けて頑張りたいです」
――ありがとうございました。
室田安寿(情コミ2=宮崎日大)
室田
2組 17着 30分7秒15
――今回のレースを振り返っていかがですか。
「前半は集団の中で耐えて走って、後半にラストスパートをかけるイメージだったのですが、前半に苦しくなったことで後半も思うように走れずに、世田谷ハーフのような形で少し垂れてしまうレースになりました」
――MARCH対抗戦の位置付けはどのように考えていましたか。
「10日前にあった世田谷ハーフの走りを取り返す意味合いで今回のMARCH対抗戦に出たのですが、あまり思うように走れなかったです」
――今回得られた収穫と課題をそれぞれお願いします。
「自分の走りで収穫はないのですが、明大の先輩方や最終組を走られた高校の先輩である湯浅(仁・中大)先輩の走りを見て、そういう先輩方はやはり練習や普段の生活から陸上に対して真摯(しんし)に向き合っているからこそ、あのような走りができるのではないかと感じました」
――今後に向けた意気込みをお願いします。
「箱根のメンバーに入ることが一番ですが、来年度の箱根に向けてもしっかり足元を固めるために自分を変えていかないといけないと思います」
――ありがとうございました。
井坂佳亮(商2=水城)
井坂
2組 23着 30分20秒65
――今回のレース展開を振り返ってみていかがですか。
「ペースメーカーが5000メートルを14分35秒で行く想定だったので、それについていきました。後半も同じぐらいのペースで刻んで29分10秒~20秒ぐらいを目標にしていていました。ただ、前半の5000メートルは14分40秒ぐらいで悪くないタイムだったのですが後半はだらだらとペースが落ちていってしまって、特にラスト2000メートルのペースを上げなければいけないところでがくんとベースダウンしたので、そこは本当に課題だなと思いました」
――終盤の課題はトラックレースならではの要因もありますか。
「やっぱり400メートルごとにタイム読みがあるので、自分がどのぐらいで走っているというのは細かく分かるのですが、ペースが落ちてきたらメンタルがきついなと思う時はもちろんあります。そこで耐えられるメンタルをもっとつけていかないといけないなと思います」
――世田谷ハーフから今大会までの期間を振り返っていかがですか。
「世田谷ハーフで足にたまった疲労をうまく抜けきれず、2日前ぐらいにようやく抜けたかなっていうぐらいでした。なので調整はもう少しうまくできたところがあったのではないかと思います」
――今大会のご自身の走りでアピールできるポイントはどこだと思いますか。
「途中、6000~7000メートルくらいのきついところで、集団で前に出ていけたのでそこは駅伝にもつながるような走りだったのかなと思います」
――ありがとうございました。
[原田青空、松原輝]
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