
(146)MARCH対抗戦2023事後インタビュー②/馬場勇一郎、新井晴文、乙守勇志、山内智幸
箱根駅伝(以下、箱根)に出場するMARCH5大学が顔をそろえた今大会。ハーフマラソンと比べてスピード勝負のレースが繰り広げられる1万メートルで多くの選手が積極的な走りを披露し、自らの実力を示した。白熱したレース後に行われたインタビューの模様をお届けする。
第2回は馬場勇一郎(政経4=中京大中京)、新井晴文(法3=国学院久我山)、乙守勇志(政経1=大阪)、山内智幸(理工4=愛知県私立愛知)のインタビューです。
馬場
1組1着 29分53秒31 自己ベスト
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。
「自己ベストと29分台を目標にしていたので、達成することができてすごく良かったです」
――今回はペースメーカーが付いてのレースでしたが、レースプランを教えてください。
「ペースメーカーが中学生の頃お世話になっていた愛知の先輩だったので、アップをしている時に少し話をしました。信頼できる先輩だったのでそこは落ち着いて付いていくことができましたし、加えてラストをしっかり上げ切ることができれば必ずタイムは付いてくると思っていました」
――MARCH対抗戦はどのような位置付けでしょうか。
「確かに周囲は箱根に注目すると思いますが、自分の中では箱根に向けて走るイメージというより自己ベストにフォーカスすることが陸上選手として一番大事なところだと思っていたので、今回はただ29分台、自己ベストというところだけを意識しました」
――箱根に向けて自身の位置をどのように感じられていますか。
「結果が出ていないからやらないということはおかしいと思っていて、頑張っている姿勢を見せることもチームに貢献できる方法の一つだと思います。また、自分の競技人生の集大成として最後まで自己ベストをたくさん出すだとか、やり切って終わることはずっと続けてきた競技の最後としてとても大事なことだと思います。箱根ももちろんありますが、自分の競技人生最後をやり切って終わりたいというのが今の切実な思いです」
――ありがとうございました。
新井晴文(法3=国学院久我山)
新井
1組8着 30分27秒89 初
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。
「かなり久しぶりのトラックレースだったのですが、まだ少し練習を積めていない部分が出てしまったと思います」
――コンディションはいかがでしたか。
「自分自身では悪いとは思っていなかったのですが、やはり小さい故障をしてしまったので自分の思っていたような状態ではなかったという感じでした」
――今回の収穫と課題をお願いします。
「とりあえず一番は1万メートルをしっかり1本走ることができて良かったと思います。一方で後半が落ち過ぎてしまったので、後半まで走れるようなスタミナなどを今後は付けていきたいと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「これからしっかり走りで結果を出せるように頑張ります」
――ありがとうございました。
乙守勇志(政経1=大阪)
乙守
1組11着 30分52秒83 初
――今回のレースを振り返っていかがでしたか。
「しっかりタイムを出すことができればいいと思ったのですが、5000メートル以降あまり粘れないレースになってしまったのでそこは反省点だと思います」
――目標タイムを教えてください。
「1組目のレースがトップでゴールをすれば29分台ぐらいのペースで進むと聞いていたので、しっかり先頭を走って30分を切ることが目標でした」
――集団の中での駆け引きはいかがでしたか。
「駆け引きがあまりなく、最初はペースメーカーの方が良いペースで引っ張ってくださっていたので集団でしっかり走ることができたと思います」
――今後に向けて課題はありましたか。
「夏にあまり走り込めておらず、その分やはりスタミナが他の選手と比べてまだまだだと思っています。そのため 1万メートルやハーフマラソンの後半でしっかり粘れるような走りを目指してこれから頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
山内智幸(理工4=愛知県私立愛知)
山内
1組18着 山内 31分28秒10
――レースを振り返っていかがでしたか。
「本当は自己ベストを出せると思っていたのですが、うまく調子を合わせることができず悔しい気持ちでいっぱいです」
――レースの目標を教えてください。
「目標は29分台で、残されたレースもわずかなので力を出し切ってベストを更新しようと思って出場しました」
――ご自身のコンディションはいかがでしたか。
「練習は積めていて割と状態も上がってきていたのでベストは狙えると思っていました。あと一歩のところが足りなかったと思います」
――これからの意気込みをお願いします。
「本当にこのチームで頑張れることもあと1カ月少ししかありません。4年生として最後まで頑張りを貫くことで少しでもチームに貢献できるよう頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[原田青空、松原輝]
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