
(143)上尾シティハーフマラソン事後インタビュー④/山本樹、杉彩文海
箱根駅伝予選会(以下、予選会)のメンバーが出場した上尾シティハーフマラソン(以下、上尾ハーフ)。出場した9人中5人が自己ベストを更新するなど収穫の多いレースとなった。今回はレース後のコメントをお届けする。
第4回は山本樹(営2=専大松戸)、杉彩文海(文4=鳥栖工)のインタビューです。
山本
44位 1時間3分30秒 自己ベスト
――レースを振り返っていかがですか。
「予選会はペースを決めて走ったのですが、今回は練習だったのでチャレンジしていこうと最初は先頭に付いていきました。しかし5キロぐらいできつくなり、そこから少しずつペースが落ちてしまったのが悔しいです」
――上尾ハーフの位置付けを教えてください。
「タイムというよりは内容を重視しました」
――自己ベストを更新されました。
「自己ベストを更新したことはうれしいのですが、個人的にはもう少しタイムを出したかったです」
――課題はありましたか。
「最初に速く入ったことでラストがちゃんと効かなかったので、そこが一番の課題だと思います」
――チーム全体の走りはいかがでしたか。
「今回62分台を出した選手は5キロ以降もちゃんと粘って走れていたので、そこを自分も見習って走ることができるように練習していきたいと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「やはり箱根駅伝(以下、箱根)を走りたいので、練習を頑張ります」
――ありがとうございました。
杉彩文海(文4=鳥栖工)
杉
46位 1時間3分32秒
――レースを振り返っていかがでしたか。
「前半から動きが固まってしまって少し余裕がありませんでした。後半も上げられずに終わったので、トータルで見たら課題が残るレースになったと思います」
――レースのポイントはどこでしたか。
「箱根1カ月前の最後のハーフマラソンということでレースに向けて調整して臨むわけではありませんでした。それでもやはり練習の中でしっかりレースを想定して調整しなくてもどこまで行けるかという位置付けのレースでした」
――課題は何でしょうか。
「前半少し固まってしまって突っ込めなかったところです。またレース中に修正していくだけの余裕が持てなかったことです。しっかりとレースの前段階である準備の部分で課題が見つかったレースになったと思います」
――タイムはいかがでしたか。
「上位が62分台で上がっている中で自分は63分をなかなか切れなかったので箱根に向けてこのような殻を破っていかないといけないと思いました」
――他大学と走っていかがでしたか。
「自分の中で63分30秒はそんなに悪くない、最低限にまとめられたタイムでした。しかし、周りの大学は中間層の選手でもそのようなタイムでゴールしていて他大学との層の厚さを感じました」
――これから箱根に向けて、チームとしてどのようなことに取り組まれますか。
「今の実力だけでは力を100パーセント発揮してもシード権を取れるか取れないかというところだと思います。まず100パーセントの力を出し切れるように調整や準備をしていきたいです。100パーセントの準備をした上で、もう一つジャンプアップするためにはチャレンジする走りを一人一人がしていく必要があると思います」
――ありがとうございました。
[石井遥]
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