
(44)関東大学1部リーグ戦 第22節対筑波大戦 試合後コメント
栗田大輔監督
――試合を振り返っていかがですか。
「開幕もここ(西が丘)でできて、最終節もここでできて、これだけ素晴らしい環境でやれるのもうちだけで、選手には幸せなことなので、それを全力で表現して1年間の積み重ねを出して純粋にサッカーを楽しめと。筑波が優勝決まっているけど、選手や観にくる人が望んでいるのは、明治と筑波がガチンコで勝負していいゲームをすることだからそれを出しなさいと。両方一歩も引かないいいゲームだったと思います。決まり方がちょっとPKで悔しい部分ではあるんですけど、それは点を取れなかった明治のせいで、2点取れれば良かった訳なので。いいゲームだったと思います」
――攻撃を支えた太田龍之介(政経4=ファジアーノ岡山U―18)と中村草太(政経3=前橋育英)の評価はいかがですか。
「(中村が)得点王とアシスト王を取ったのはこれまで記憶にないので、すごい記録を出したなと。太田も一年を通してすごく良くなっていきましたし、明治のFWとしてその背中を後輩たちに見せれるまでに成長してきたので、2トップは今年のうちの強みになってくれたなと思います。ただ、中村もまだまだ課題はあるし、今日みたいにマークされると消えてる時間もあるので。そういったところを突き詰めていかなければいけないと、インカレに向けて修正しないといけないですよね」
井上樹(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「お互いが全力を尽くした結果、筑波大が勝ちましたけど、明治も今までリーグ戦第1節から積み重ねてきたモノが出ていたのも事実です。ただ、負けたということは足りない部分があったということだし、この順位もそういうことだと思います。また、インカレにつなげられたことはチャンスがあるということなので、そこは最低限良かったと思います」
――このリーグ戦期間をどんな意識で過ごされていましたか。
「リーグ戦に関しては、出ようが出てない時でもチームのためにというところでキャプテンとか関係なく大事だと思うのでそういうところですかね。出た時は応援してくれる人たちや今日も部員が何人も運営をやってくれていて、そういった人たちの思いを背負って戦うことが大事だったかなと思います」
――全日本大学選手権(以下、インカレ)に向けて意気込みをお願いします。
「このメンバーで少しでも長くサッカーをやるために、あとは後輩たちのために明治に何か残せるように、最後まで足掻いて全力で戦う姿を見せていけたらなと思います」
太田龍之介(政経4=ファジアーノ岡山U―18)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「前半の立ち上がりは、自分たちがしたいサッカーができていたのにそこで点取れなかったっていうのが一番の敗因です。その後は、みんな体を張って守っていましたけど、PKで失点してお互い激しい戦いになった中で、結局は力負けしたなと感じています」
――計14ゴールというご自身の成績についてはいかがですか。
「後期で一気に得点量産できました。そのゴールも全て仲間が繋いでくれたボールで、自分一人でどうにかしたゴールではないので。仲間が繋いでくれたボールを、自分がゴールに決めきるだけというのもあるのと、相手との駆け引きの部分で自信につながった分もあるので、そこは良かったと思います」
――栗田監督からの言葉で印象に残っているものはありますか。
「どんな時でも実直にひたむきにやり続けることです。自分たちに問題があって、本当にご迷惑をおかけしましたけど、その中でも、実直にひたむきにやり続ける、どんな状況においても明治の明治にしかできないサッカーをすることです」
岡哲平(政経4=FC東京U―18)
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「年間ラストの試合、チームとしても個人としても本当に気合の入った試合で、勝ち切ることができなくてすごく悔しいです。でもチーム全体で揃えるところだったり、前線からの守備だったりは練習通りできたので、まだ甘いところありますけど、次のインカレにつながるかなとは感じました」
――筑波との差や通用する部分はありましたか。
「通用した部分で言うと、切り替えの早さや前線からの守備というのは通用しました。まだまだ足りないなと思ったのは、攻撃のクオリティや最後の質というところが、まだまだ改善しないといけないなというふうに思います」
――ご自身のポジション争いを振り返っていかがでしたか。
「安定して出続ける難しさと、自分がちょっとの隙があれば、やっぱ下からはい突き上げられるという危機感、そういうのを今年は感じました」
中村草太(政経3=前橋育英)
――リーグ戦を通じて成長された部分をお聞かせください。
「筑波の分析ミーティングの時に開幕戦と筑波との前期の試合を見たんですけど、本当に自分たちのチームか?と思うくらい違ったチームに見えて。まずは守備のところだったり、連動していく部分だったりっていうのは、やっぱり1年間を通して成長できた部分かなと思っています。鬼木祐輔コーチが今年から加わって頂いて、動きなど細かい部分を教えてくれたおかげもあって、自分も選手たちも、実感できるとこもありました。攻撃だけでなく、守備のところで明治らしさというか、成長できたと思っています。ただ、まだまだ歴代の先輩だったり、栗田さんが追い求めている理想像とかに比べると、まだまだ足りないと思うので、あと1ヶ月、インカレもあるのでそこを突き詰めたいです」
――得点王とアシスト王のダブル受賞についてはいかがですか。
「ここまで個人タイトルを取れるとは思ってなかったです。それもリーグの中で成長できた部分だと個人的には思っていて、サイドハーフからフォワードに変わったりとか、よりゴールに近くなったポジションであったりとか、そういった要因とかもあります。また、アシストを好むというか、自分で決めずにパスを選択するシーンが1、2年生の時は多かったんですけど、そこを栗田さんから『怖い選手になれ。自分で試合を決められるようにならないと上にはいけないぞ』ということを言われていた中で、それを意識しつつ、ゴール数も伸びてきたと思っています」
――来季へのイメージはありますか。
「来年は厳しくなるのかなと自分で思っていて、そこが自分のもう一個、壁を打ち破るというか、成長できるポイントだと思っています。来年以降はどうなるか分からないですけど、 今年を超えることを目標にやっていこうかなと思います」
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