(59)ONE TEAM ONE MEIJI〜100代目の誇りとともに〜 松本光貴「最後の瞬間まで諦めない」
「全員で日本一の集団を作る」。廣瀬雄也主将(商4=東福岡)が今年度のスローガン『ONE MEIJI』に込めた意味だ。100周年という節目の年。悲願の関東大学対抗戦(以下、対抗戦)、全国大学選手権(以下、選手権)優勝に向けて一人一人が鍛錬に励み、ラストシーズンを迎えた。4年生に明大での4年間の感想と、最後の戦いに向けての意気込みを伺った。11月1日より連載していく。
第19回は松本光貴(商4=明大中野八王子)選手のインタビューをお送りします。(この取材は10月14日に行われたものです)
――4年間を振り返っていかがですか。
「本当に密度の濃い4年間でした。もちろんきついこともありましたが、それでも楽しかったことも多くあり、あまり経験できないようなことをできたなと思います」
――厳しい環境の中でも4年間プレーし続けることができた要因はありますか。
「第一の目標としては、紫紺のジャージーを着て試合に出て、チームに貢献することなので、その目標を常にブレずに目指し続けたことが頑張ることができた要因だったのかなと思います」
――4年間でご自身に変化はありましたか。
「ラグビーをするにあたって、フィールドの中だけではなくフィールド外の行動や姿勢もプレーに反映すると思うので、そこの部分は私生活においても規律面でしっかり守ることを意識するようになりました」
――4年間で一番印象に残った試合はありますか。
「3年生の関東大学春季大会の帝京大戦です。その試合は逆転して、久しぶりに帝京大に勝つことができた試合だったのですごくうれしかったのを覚えています。また自分はリザーブで後半途中からの出場だったのですが、勝利に貢献できたことがすごく自信にもなりました」
――4年生になってから最上級生としてメンタル面で変わった部分はありましたか。
「その時までは偉大な先輩たちばかりだったので、自分のことだけを考えてプレーしていればいいと思っていました。しかし4年生として引っ張っていく立場になってからは、自分だけではなく周りを見ながらラグビーをするようになりました」
――明大ラグビー部に入って良かったことはありますか。
「応援してくれる方が多く、選手として練習したり試合をしたりする立場でもすごく力になって頑張ろうと思えるので、そこはとても良かったなと思います。また、明大のFWは昔から『重戦車』と呼ばれていて、とてもかっこいいポジションだと思うので、そこでプレーできていることを誇りに思っています」
――明大ラグビー部で活動する中で、学生スタッフの存在はいかがですか。
「練習でも試合においてもそうですが、選手たちが100%で取り組める環境を作ってくれる存在だと思うので、普段からすごく助かっていますし感謝しています」
――松本選手にとってスローガンである『ONE MEIJI』の意味はどのようなものですか。
「選手、スタッフ一人一人がこのチームで起きたことを自分事だと捉えて、少しでもチームのために何かできることを探すなど、一人一人が(明大ラグビー部が)自分のチームであるという意識を持って貢献することだと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「最後の瞬間まで諦めることなく、努力し続けたいと思います」
――ありがとうございました。
[晴山赳生]
◆松本 光貴(まつもと・こうき)商4、明大中野八王子高、189センチ・89キロ
サウナが趣味の松本選手。「春日(悠平・政経3=明大中野)とよく行きますね。水風呂に入って、整っています」
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