
(53)ONE TEAM ONE MEIJI〜100代目の誇りとともに〜 西川賢哉「今自分にできることをしっかりとやる」
「全員で日本一の集団を作る」。廣瀬雄也主将(商4=東福岡)が今年度のスローガン『ONE MEIJI』に込めた意味だ。100周年という節目の年。悲願の関東大学対抗戦(以下、対抗戦)、全国大学選手権(以下、選手権)優勝に向けて一人一人が鍛錬に励み、ラストシーズンを迎えた。4年生に明大での4年間の感想と、最後の戦いに向けての意気込みを伺った。11月1日より連載していく。
第15回は西川賢哉(政経4=桐蔭学園)のインタビューをお送りします。(この取材は10月18日に行われたものです)
――明大ラグビー部を選んだきっかけを教えてください。
「大学でもラグビーやろうとは思っていて、やるなら強いところでやりたいなと思っていて、僕のお父さんも明大ラグビー部のOBなので、そういうところの憧れもあって明大ラグビー部を選びました」
――4年生として意識していることは何かありますか。
「やはりもう自分たちの代になって、自分たちが一番上で引っ張るしかないんで、後輩の見本になるような選手になれるようにというのは意識しています」
――どのようなことを具体的に意識していますか。
「プレーで見せるのもそうなんですけど、やっぱり私生活の部分もしっかりとした生活を送るっていうのを意識しています」
――4年間を通して自分が成長したと思う点はありますか。
「試合であまり緊張しなくなった点ですね。4年目になって、やっぱり自分の仕事をしっかりしようっていうのを意識するようになってから、結構試合でもいいパフォーマンスができるようになりました。そういう観点でメンタル面っていうか、試合での自分の実力の出し方みたいなのが成長できたのかなと思います」
――厳しい環境の中でも頑張ることができた原動力はありますか。
「やっぱり親がしっかりお金出して、寮費だったりとか学費だったりとかいろいろ出してくれていたので、そういう面でここで腐らず頑張らないといけないなっていう、恩を返していくっていう気持ちで頑張ってこられました」
――後輩たちに伝えたいことはありますか。
「今はBチームとかCチームとかにいる後輩が多いと思うんですけど、そういう少しモチベーションとか持てない時期は、僕も下のチームにいた時期の方が長いのですごく分かるんですけど、やっぱりそこで腐らず目の前のことをしっかりやること、今自分にできることをしっかりとやるっていうのが一番大事だということを伝えたいですね」
――明大ラグビー部を選んで良かったことはありますか。
「いい環境でラグビーができるっていうのもそうなんですけど、チームメイトにもすごく恵まれたってのもあって、そういう仲間との出会いが一番良かったかなと思います」
――西川選手にとってラグビーはどのような存在ですか。
「生きていく中で、生きがいとかじゃないんですけど、勉強とかそういうものの代わりにラグビーを一生懸命頑張ってきて良かったなっていうのがあるので、言葉にするのは難しいんですけど、自分にとって必要な存在なのかなって思います」
――今後に向けての意気込みをお願いします。
「前の試合で少しケガをしてしまったので、まずはそれをしっかりと治してから、目の前のことを一つ一つやっていきたいと思います」
――改めてチームスローガンである『ONE MEIJI』は西川選手にとってどのような意味を持っていますか。
「やはりチーム一丸となって、チームだけじゃなくファンだとか、応援してくれる方々と一緒になって、100周年を迎えるっていう意味での『ONE MEIJI』だと思います」
――ありがとうございました。
[久保田諒]
◆西川 賢哉(にしかわ・けんや)政経4、桐蔭学園高、176センチ・86キロ
最近はお香にハマっているという西川選手。「ローズムスクという香りがお気に入りです。部屋がいい匂いになるんで結構ハマっちゃいました」
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