
(135)世田谷246ハーフマラソン事後インタビュー①/山本豪駅伝監督
肌寒い気候の中行われた世田谷246ハーフマラソン。箱根駅伝予選会(以下、予選会)への出場がかなわなかった尾﨑健斗駅伝主将(商3=浜松商)や溝上稜斗(商3=九州学院)らが自己ベストを更新し、チームを勢いづける結果となった。
第1回は山本豪駅伝監督のインタビューです。
――今大会の総括をお願いします。
「予選会にエントリーして走らなかった溝上、窪田悠人(政経2=沼津東)がどのぐらい走れるかを見ていました。あとは尾﨑も夏に故障で少し離脱したので復帰してからの走りを見たいと思っていて、そのあたりは順調に走ってくれたんじゃないかなと思っています」
――今大会で良かった選手を挙げるとすればどなたになりますか。
「溝上については練習もできていましたし、予選会の直前で風邪をひいたから外れたというだけだったので、予定通りの走りかなと。思いの外いけたのは尾﨑ですね。尾﨑はお尻などに力が入らない状況だったので、1回練習を中断するかどうかまで迷いました。でも箱根駅伝(以下、箱根)までは頑張りましょうということで出たレースなので、その中では本当によく走ったなと。あとは、一番の驚きというか、復帰を果たしたのが城戸(洸輝・情コミ4=宮崎日大)ですね。 城戸は夏まで長いことケガをしていて、9月ぐらいからだんだん練習できるようになったんですが、再発が怖かったので練習強度も低いままでした。強度が低いままずっと地道にやってきたことがこうやって結果に結びついて、本人もほっとしているんじゃないかなと思っています」
――今回出場しなかった選手の状態についてはいかがですか。
「予選会メンバーはほぼ順調に練習できていますので、来週の上尾シティハーフマラソンとその後のMARCH対抗戦にほとんど出場する感じになりますね。ただ、もうしっかりと調整して出るという感じではないので、練習の流れの中で出ていって、どのぐらいの走りができるかを見たいと思っています」
――箱根に向けてのチームの展望を教えてください。
「山は引き続き対策をして、山用の練習をしながら仕上げていきたいです。他の区間については11月いっぱいぐらいまではしっかりと走って、12月から調整になります。そこからは実践的な質を追った練習かつ、体調の管理ですね。そこを徹底していきたいと思っています」
――全日本大学駅伝(以下、全日本)に出場された森下翔太選手(政経2=世羅)の走りはいかがでしたか。
「森下は予選会後の疲れもあって体調的には全然良くなかったので、本来は全日本に出ないで練習してほしかったのですが、本人の意向もあって出ることになったので『じゃあ練習と割り切って出なさい』と話しました。少し早いペース走をするような感覚で走るように言って、本人もその通りやってきましたという感じでさばさばしていたのであまり気にしていないです」
――今後への抱負をお願いします。
「とにかく学生たちが掲げている目標は箱根本戦8位ですから、最低限そこを目標に、あわよくばもっと上をという気持ちで、私も選手と同じ気持ちで向かっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[桑原涼也]
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