
(46)ONE TEAM ONE MEIJI〜100代目の誇りとともに〜 亀井茜風「口だけで言うのは簡単。全員で笑って終われるように」
「全員で日本一の集団を作る」。廣瀬雄也主将(商4=東福岡)が今年度のスローガン『ONE MEIJI』に込めた意味だ。100周年という節目の年。悲願の関東大学対抗戦(以下、対抗戦)、全国大学選手権(以下、選手権)優勝に向けて一人一人が鍛錬に励み、ラストシーズンを迎えた。4年生に明大での4年間の感想と、最後の戦いに向けての意気込みを伺った。11月1日より連載していく。
第8回は亀井茜風(政経4=長崎北陽台)のインタビューをお送りします。(この取材は10月20日に行われたものです)
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「父も明大でラグビーをやっていた影響で幼い頃から早明戦を見ていて『お前もここでラグビーをやるんだぞ』と父から言われていました。それもあって長崎県の五島列島から本島に父の転勤が決まった際、小学4年生から始めました」
――明大でプレーした4年間を振り返ってみて辛かったこと、逆に楽しかったことはありますか。
「高校時代と違って常にメンバーに入れるわけではないので、メンバー争いで一喜一憂したりして、常に競争の世界に身を置くことは大変だったと思います。けれど4年間どういった時でもいろいろな所に足を運べることがとても楽しかったですね」
――ここまでロックとしてプレーしてきて、常に意識してきたことを教えてください。
「4番(左ロック)と5番(右ロック)がどちらもできることが自分の強みだと思っていて、4番をやるときはラインアウトのコントロールや、スクラムのより細かい部分にこだわるようにしています。5番のときは今言ったことももちろんですが、ボールキャリーの面でしっかりチームを引っ張っていこうと意識をしています。また、どのチームで試合に出場する場面でもAチームのラインアウトができるようにしようと心掛けています」
――明大が早大相手に対策している部分を教えてください。
「スクラムだったりモールの部分では毎年明大に分があると思うので、スクラムで押してモール組んだりとか、FW戦にこだわっていますね」
――早大の癖や得意な部分は何だと思いますか。
「BKのラインスピードやボール回しの部分はやっぱりうまいなぁと思いますね。みんな泥くさいプレーをしてくるのでそこがすごいと感じます」
――スローガンである『ONE MEIJI』にはどのような意味が込められていますか。
「応援してくださる皆さんと私たち選手が、みんな一緒になって作り上げる100周年、そしてその先の明治という意味が込められていると思います」
――スローガンである『ONE MEIJI』はご自身にとってどのようなものですか。
「自分が最上級生になって決まったスローガンですが、口だけで言うのは簡単です。しっかりみんなが同じ方向を向いて進んでいけるよう、微力ながら頑張っていきたいです」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
「100周年ということもありますし4年生として最後のシーズンなので、100周年の名に恥じぬようないいシーズンにします。そして最後は4年生全員で笑って終われるように頑張っていきます」
――ありがとうございました。
[成田美彩子]
◆亀井 茜風(かめい・せんふう)政経4、長崎北陽台高、193センチ・110キロ
座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。理由について尋ねると「いや実はそんな深い意味はないんですよ。賢く見えるじゃないですか(笑)」とお茶目な部分を見せてくれた。
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