
(45)ONE TEAM ONE MEIJI〜100代目の誇りとともに〜 尾白大吉「人として成長させてくれた」
「全員で日本一の集団を作る」。廣瀬雄也主将(商4=東福岡)が今年度のスローガン『ONE MEIJI』に込めた意味だ。100周年という節目の年。悲願の関東大学対抗戦(以下、対抗戦)、全国大学選手権(以下、選手権)優勝に向けて一人一人が鍛錬に励み、ラストシーズンを迎えた。4年生に明大での4年間の感想と、最後の戦いに向けての意気込みを伺った。11月1日より連載していく。
第7回は尾白大吉(営4=近大和歌山)のインタビューをお送りします。(この取材は10月13日に行われたものです)
――4年間を振り返っていかがですか。
「スキルの面でも人間的な面でも、両方成長できたかなと思います。スキルの面だと、コンタクトの部分で、2年生ぐらいから意識し始めました。先輩方とレベルが違いすぎたので、これを伸ばさないとやっていけないなと感じました」
――一番印象に残っている試合を教えてください。
「3年の時の夏合宿での試合です。その時初めてAチームとして、リザーブですけど試合に出られたので、印象に残っています」
――一番つらかったことを教えてください。
「4年間通して言えることなんですけど、ケガが多くて、そのケガの間は練習できずにみんなに離されていってしまうので、つらかったです」
――ケガの期間はどのように過ごしていましたか。
「できるだけ早く治せるようにっていうのを一番に意識しながら、練習できない時は動画とかを見て補っていました」
――ターニングポイントになった時期を教えてください。
「ここっていうのはなくて、毎日自分にできることをやっていって『これから頑張ろう』って前向きになれるようにしていました」
――ラグビーは尾白選手にとってどのような存在ですか。
「ラグビーがなかったら、人としても成長できていなかったと思います。そこまで頭も良くなくて、進学校である明治に来れたのもラグビーをやってきたからっていうのが大きいと思っているので、本当にラグビーをやってきて良かったです」
――新天地ではどのようなラグビーをしていきたいですか。
「みんなとはもう離れちゃうんですけど、やっぱり新しい場所でも自分の色を出していきたいなと思います」
――ご自身にとってスローガンである『ONE MEIJI』はどのようなものですか。
「OB、保護者、監督、コーチ、選手、みんながワンチームになるというか、一つになるっていう思いが込められています」
――ありがとうございました。
[森口絵美理]
◆尾白 大吉(おしろ・だいきち)営4、近大和歌山高、176センチ・105キロ
趣味はキャンプで、思い出は同期と一緒に東京の新島に行ったこと。「キャンプではなかったですけど、海で泳いだり、サイクリングしたり、露天風呂に入ったりして楽しかったです」
関連記事
RELATED ENTRIES