
(124)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑨/堀颯介
箱根駅伝への切符をつかみ取った。立川を舞台に行われた箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は安定した走りでレースをまとめ、2位という好順位で本戦出場を決めた。それでも、選手たちに慢心はない。目標とする本戦8位に向けて新たな挑戦の日々が始まる。今回は、箱根路に向けて大きな一歩を踏み出した選手たちの声をお届けする。
第9回は堀颯介(商2=仙台育英)のインタビューです。
101位 1時間3分54秒 自己ベスト
――レースを走ってみていかがでしたか。
「調子が悪いなりには、しっかり走れたかなという感じです」
――調整があまりうまくいかなかったのでしょうか。
「少し疲労を抜け切れなかったです。その中でも、100パーセントを出し切れたかなというのは感じました」
――序盤は集団走で走っていましたか。
「そうですね。集団走で行く予定だったんですけど、うまく位置取りできなくてちょっと焦る場面がありました。そこからは落ち着いて後半粘れたので、良かったかなと思います」
――位置取りはどういったところが難しかったですか。
「結構人がいて、前に人入られたりして集団がばらけちゃった時に、ちょっと焦ってスピードを上げてしまって、そこで体力を無駄に使っちゃったなって思います。その中でもしっかりラストは粘れたので良かったかなと思います」
――中盤以降の走りに関してはいかがでしたか。
「自分の持ち味である、起伏のあるところでしっかり走るというのが少しはできたかなと思います。公園内でチーム10位から順位を上げられたので、それは良かったかなと思います」
――チーム内7位という順位に関してはいかがですか。
「目標の5位以内というのはできなかったんですけど、それ以上にチーム全員がいいタイムでゴールしていました。なので悔しいところもあるんですけど、全日本大学駅伝予選会から比べたら、チーム的にも総力は上がってきているので、それは良かったかなって思います」
――2位通過という結果に関してはいかがですか。
「正直1位だと思っていて悔しい部分が多いんですけど、1位だったら見つからなかった課題が見つかったのかなというのは感じます。ここからしっかり上げていけると思いますし、伸びしろがあると思うので、しっかり練習で追い込んでいきたいなと思います」
――個人のタイムに関してはいかがですか。
「一応最低限自己ベスト更新っていうのを目標にしていて、自己ベストを更新できたのはうれしいんですけど、チーム内順位7位ってことで箱根駅伝本戦のチーム内の競り合いには勝てないと思うので、しっかりここから上げていかないといけないなと感じました」
――今日のレースを通して収穫と課題を教えてください。
「収穫は粘れる走りができたことが自分の中では大きいです。やっぱり後半タイムが下がってしまうと総合的に順位が悪くなっちゃうので、そこをしっかり粘れたのは良かったのかなって思います。課題としては、最初集団に付いていかないといけないところで、場所が取れなかったり、ペースの上げ下げに対応できなかったりしたので、練習で意識しながら改善していければと思います」
――今後はどういったところを意識していきたいですか。
「まずは豪さん(山本豪駅伝監督)に出されたメニューの意図をしっかり理解して練習することが一番大事だと思っています。あとは今回少し疲労が残った状態だったので、調整の部分をもう少し変えていったり、食事だったりを見直していきたいなって思っています」
――今後の意気込みをお願いします。
「豪駅伝監督からもあったと思うんですけど、暫定12位のチームでこれから4チームを抜かさないとシード権は取れないと思うので、全員がもう一つ上のレベルに行かないといけないと思います。自分がそこでタイム出すことが、チームにいい影響をもたらすことにつながると思うので、ここで満足せずにより高いレベルで競技を続けていきたいなと思います」
――ありがとうございました。
[萩原彩水]
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