
(121)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑥/杉彩文海
箱根駅伝(以下、箱根)への切符をつかみ取った。立川を舞台に行われた箱根駅伝予選会(以下、予選会)。明大は安定した走りでレースをまとめ、2位という好順位で本戦出場を決めた。それでも、選手たちに慢心はない。目標とする本戦8位に向けて新たな挑戦の日々が始まる。今回は、箱根路に向けて大きな一歩を踏み出した選手たちの声をお届けする。
第6回は杉彩文海(文4=鳥栖工)のインタビューです。
52位 1時間03分13秒
――2位という結果に対しての率直な感想をお聞かせください。
「素直にうれしいです。当初から予選会は突破することを目標にしていたので、その中で2位を取れて非常にいい結果だったんじゃないかなと思います」
――コンディションはいかがでしたか。
「コンディションは昼になって少し暑くはなったんですけど、スタートした直後ぐらいはずっと涼しかったです。比較的風もなくて走りやすいコンディションだったと思います」
――残り数キロはかなり苦しそうな表情をされていましたが、体感としてはいかがでしたか。
「暑さもあったんですけど、やはり前半突っ込みすぎだったので後半で少し粘り切れなくて結果的にきつい走りになりました」
――昨年度と比べて成長した部分はありましたか。
「昨年度は個人的には全く良くない走りで、駐屯地を出てからすぐに(ペースが)落ちてしまいました。それと比べると今回は中盤まで粘ることができました。粘りの走りが後半までできるようになったっていうのは、成長したところなんじゃないかなと思っています」
――個人のタイムや順位はいかがですか。
「1カ月前に少し体調を崩してしまっていたので、それを含めると個人的にはまずまずの結果だったんじゃないかなと思います。しかし後半に失速して順位が懸かったレースで粘り切れなかった、一気に抜かれてしまったことは反省点です。そこは改善していきたいと思います」
――予選会は集団走が特徴の一つですが、そういった面はいかがでしたか。
「今回自分はフリーだったんですけど、後ろの組が集団走をやっていました。それが功を奏して全体的に高い水準でゴールできたと思います。集団走っていう部分でも中間層の底上げにつながって良かったんじゃないかなと思います」
――明大は終始上位に位置していましたが、そういった情報はレース中に入ってきていましたか。
「ポイントごとにチームメイトが立って、随時ホワイトボードで指示をしてくれました。レース中も全体順位を意識しながら走ることができました」
――チームメイトからの声かけを受けた時はどういった心境でしたか。
「1位をキープできているというのはチーム全体でいい走りができているということなので、周りが頑張っているなら自分も頑張らないといけないと感じました。とてもいい刺激になったと思います」
――今後の予定は決まっていますか。
「細かい指示はまだ特にはないです。今後そういったレースの日程も知らせてもらえるんじゃないかなと思います」
――最後に今後の意気込みをお願いします。
「とりあえず予選会を通過することができて良かったです。今回全日本大学駅伝はないので残すは箱根のみになります。箱根に向けて最大限自分たちができることをこつこつやって、ベストな状態で箱根に挑めるように頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[石井遥]
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