
(114)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑪/斎藤拓海
今年度100回目を数える箱根駅伝(以下、箱根)。その出場権を懸けた戦いに明大が挑む。突然の監督交代を経験するなど変化の夏を経て選手たちは何を思うのか。勝負の駅伝シーズンを迎えた彼らの声をお届けする。
※今回はスケジュールの都合上、山本豪駅伝監督、児玉真輝選手(文4=鎌倉学園)、溝上稜斗選手(商3=九州学院)には取材を行っておりません。
第12回は斎藤拓海(政経4=市立船橋)のインタビューです。(この取材は10月5日に電話で行われたものです)
――現在のコンディションはいかがですか。
「現在のコンディションは1から10で言うと7ぐらいです。あまり距離なども落としておらず最後の調整で一気にぐっと上げていきます。そのため今の段階では7割ぐらいなのですが、箱根駅伝予選会(以下、予選会)当日は9割、10割ぐらいにしようと思っています」
――今回が最後の予選会ですが、気持ちの部分ではいかがですか。
「14人のメンバーには入れたのですが、走るのは12人で瀬戸際のところにいます。走れたら4年生としてやはりチームに貢献したいと考えています。走れなくても応援してその後にある世田谷246ハーフマラソンだったり、記録会などに向けて気持ちを切らさずにやっていきたいと思っています」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「みんなやる気があって積極的に練習していて、いい雰囲気で迎えられるのではないかなと思っています。トップの選手が今ケガだったり風邪だったりで走れそうな選手がいない中で挑むことになるので、その全員がしっかり走るという意識があると思います」
――チームの目標を教えてください。
「チームの目標は決まっていないのですが、個人としてはトップ通過を狙っていきたいなと思っています」
――意識している他大学はありますか。
「大東大は昨年度1位通過だったので、少し気になっています。帝京大なども本来であれば毎年箱根でシード権内に入っているチームで今年度は予選会からなので、不安だなと思っています」
――管平合宿を経て得られたものはありますか。
「菅平合宿で一度大事なポイントを外してしまった時はとても悔しかったのですが、悔やんでいても仕方ないのでやれることをコツコツやろうという意志を再確認することができました」
――4年間を振り返って成長した点を教えてください。
「練習以外の部分でも陸上にとってプラスになることに取り組めたことです。ランニングフォームや栄養などどうやったら速く走れるかを考えて行動するうちに考えて物事に取り組む力が身に付いたと思います」
――駅伝が最後の大会になるのでしょうか。
「予選会を突破することができたら、箱根が最後の大会です」
――目標タイムを教えてください。
「1時間4分30秒切りです」
――コースの印象はいかがですか。
「一部しか見れていないのですが、試走したところ(公園内)は所々起伏があり集中力が切れると一気にペースダウンしてしまいそうな印象でした」
――最後に意気込みをお願いします。
「最初で最後の予選会なのでどんなかたちであれチームにしっかり貢献したいと思います」
――ありがとうございました。
[大橋英晃]
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