
(112)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑩/鈴木祐太
今年度100回目を数える箱根駅伝。その出場権を懸けた戦いに明大が挑む。突然の監督交代を経験するなど変化の夏を経て選手たちは何を思うのか。勝負の駅伝シーズンを迎えた彼らの声をお届けする。
※今回はスケジュールの都合上、山本豪駅伝監督、児玉真輝選手(文4=鎌倉学園)、溝上稜斗選手(商3=九州学院)には取材を行っておりません。
第10回は鈴木祐太(文3=鎌倉学園)のインタビューです。(この取材は10月7日に電話で行われたものです)
――現在のコンディションはいかがですか。
「合宿の途中でケガをしてしまったのですが、今はいい状態で練習できていると思います」
――ケガというのは具体的にはどのようなものですか。
「右の前ももあたりです」
――ケガは練習中にされたものですか。
「3次合宿前の練習後に少し足を痛めてしまって、3次合宿は前半の方の練習に参加できなかった感じです」
――1次、2次合宿の練習はいかがでしたか。
「監督が変わったということもあって、従来よりもかなり走る距離が伸びて結構きつかったです。その分自分に力が付いているのは実感できたので、いい合宿ができたと思います」
――距離は昨年度からどのくらい伸ばしましたか。
「監督が変わった時に、普段のジョグを10分伸ばそうということを話されていました。ジョグであったら2キロぐらいで、合宿中も昨年度と比べたら毎回の練習で2キロから3キロぐらい伸ばしています」
――昨年度に続いてのエントリーですが、その点についてはいかがですか。
「昨年度、箱根駅伝予選会(以下、予選会)に出場したメンバーが4年生主体というのもありますし、走っていた3年生以下もケガなどでエントリーできていない状態です。コースを走ったことがある経験者として、周りよりも結果を求めていきたいと思います」
――昨年度の経験を生かせる部分はありますか。
「試走で現地に行って、ここの辺りがきついなどコースの情報は受けていました。ただ、実際に本番を走った時は想像していたよりもすごくきつかったりして、どこが勝負どころかということもあまり意識できませんでした。そういうところは改善して臨みたいと思います」
――予選会ではどのような走りがしたいですか。
「自分はハーフマラソンのタイムをそこまで持ってはいませんが、そこで消極的な走りをしてしまったらハーフマラソンの苦手意識は克服できないと思います。積極的に前の方に付いていく走りをしたいと思っています」
――残りの期間でできることとしては何かありますか。
「豪さん(山本豪駅伝監督)から特別なことはしなくていいというふうに言われていたので、睡眠時間であったりケアであったり普段からやっていることを本番まで継続していきたいと思います」
――予選会に向けての意気込みをお願いします。
「ハーフマラソンでしっかりいい結果を出したいです。チームが予選会を突破できるようにということが第一ですし、自分自身で自信をつける目的もあります。3年生に上がったということで、責任を持っていい走りをしたいと思います」
――ありがとうございました。
[桑原涼也]
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