
(104)箱根駅伝予選会事前インタビュー②/大湊柊翔
今年度100回目を数える箱根駅伝。その出場権を懸けた戦いに明大が挑む。突然の監督交代を経験するなど変化の夏を経て選手たちは何を思うのか。勝負の駅伝シーズンを迎えた彼らの声をお届けする。
第2回は大湊柊翔(情コミ1=学法石川)のインタビューです。(この取材は10月7日に電話で行われたものです)
※今回はスケジュールの都合上、山本豪駅伝監督、児玉真輝選手(文4=鎌倉学園)、溝上稜斗選手(商3=九州学院)には取材を行っておりません。
――現在のコンディションを教えてください。
「菅平合宿が終わってから八幡山のグラウンドに戻ってきて練習を重ねています。合宿などの疲労が抜けて箱根駅伝予選会(以下、予選会)に向けて調子も上がってきています」
――今の心境はいかがですか。
「ハーフマラソンということで未知数なところが多いです。距離に対しての不安はあまりないのですが、全員でスタートしたり人数が多かったりする面でのペースの変動が自分の中では心配です。今の段階では緊張などはなく、むしろ楽しみです」
――予選会が近づく中でのチームや出場メンバーの雰囲気はいかがですか。
「みんなで声を掛け合ったりして、予選会に向けて大事なポイント練習が増えてきている中で緊張感を持ってできています。練習以外のところではいい意味でリラックスできていて、チームの雰囲気はとても良いと思います」
――エントリーメンバーに選ばれた際の率直な気持ちを聞かせてください。
「14人の登録メンバーに選ばれたのはありがたいことだと思います。自分の中でも合宿を通して選ばれるつもりでいたので率直にうれしいです」
――明大内で意識している選手はいらっしゃいますか。
「同学年の綾(一輝・理工1=八千代松陰)は入学当初から意識してきました。いい刺激を与えてくれる存在で、綾は前半シーズンも全日本大学駅伝大学予選でも選ばれていて、本当に目標とする選手でもあります。ライバルでいれるように自分も頑張らないとなって気持ちになります」
――綾選手とともにメンバーに選ばれたことについてはいかがですか。
「ようやく自分も同じ舞台で一緒にチームの貢献に向けて走れるので、チームの起爆剤として積極的な走りを見せていけたらなと思います」
――合宿後や直近の練習ではどこに力をいれていますか。
「一つ一つのポイント練習がとても重要になっています。今は合宿から予選会に向けてのレースペースに近いポイント練習など、実践に近い練習が増えてきているので、ポイント練習はとても大事な位置付けになっています。どこも外せない練習になりますが、ポイントとポイントの間の練習を落とさないようにすることは意識しています」
――予選会のコースについてはどのように捉えていますか。
「明大の中でのそれぞれの役割はまだ話し合ってないですが、自分としてはやっぱり公園内に入ってからは毎年順位変動が始まると考えています。公園内入ってからがすごく大切だし、そこが勝負だと思います」
――予選会での目標はありますか。
「目標タイムは64分30秒くらいを目指しています。後は全体のゴール順位100番以内を目指して走りたいです」
――目標に対して自信はありますか。
「チームに貢献するためにはそれぐらいで走らなければならないなと思っています。普段通り練習でやってきたことを出せば行ける自信はあります」
――最後に意気込みをお願いします。
「明大は予選会を絶対通らないといけないチームだと思うので、まずは自分がミスなく普段通りに走りたいです。チームのポテンシャルは全体的に高いので、普段通りを出せば絶対通過できる自信はあります。自分も箱根に見据えた走りを予選会でして、チームに貢献できればと思います」
――ありがとうございました。
[熊谷実夏]
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